MENU

お知らせ

2017年4月3日

広島中央エコパーク整備事業(高効率ごみ発電施設建設・運営)の契約締結について

新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原真一、以下「当社」)を代表企業とする企業グループ※1は、広島中央環境衛生組合※2(管理者:藏田義雄 東広島市長)と「広島中央エコパーク整備事業(高効率ごみ発電施設建設・運営)」(以下「本事業」)に関する事業契約を締結しました。

本事業は、同組合がPFI法※3に基づき民間の創意工夫やノウハウを活用し実施するもので、事業方式はDBO方式※4です。
既存の焼却施設の老朽化及び最終処分場の埋立て完了見込みから、「最終処分量ゼロに向けた新たなごみ処理システムの構築の実現」を目指し、当社のシャフト炉式ガス化溶融炉(以下「シャフト炉式」)が採用されました。
審査においては、溶融方式で最多納入(40施設)、最長稼働(30年以上)の実績に基づく高い設備信頼性・技術力に加えて、シャフト炉式の特長を活かした最終処分量ゼロシステムの実現、高い資源化率、災害時対応・防災拠点提案等で高い評価をいただきました。
当社が手掛けるPFI手法による廃棄物処理施設の整備運営事業は本事業が9例目、このうちDBO方式は5例目です。また、低炭素社会の実現に向け、温室効果ガス排出量を積極的に削減する「低炭素型シャフト炉」※5が3例目として採用されました。
当社は、今後も一般廃棄物処理施設の建設・運営事業を通じ、安全・安心な循環型社会の実現に貢献してまいります。

※1 新日鉄住金エンジニアリング株式会社、日鉄住金環境プラントソリューションズ株式会社、五洋建設株式会社、萩尾工業株式会社、藤澤環境開発株式会社、三池製錬株式会社、八戸製錬株式会社で構成する企業グループ

※2 東広島市、竹原市、大崎上島町で構成する一部事務組合

※3 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成11年法律第117号)

※4 事業者に設計(Design)、建設(Build)、運営(Operate)を一括して委ね、施設の所有、資金の調達は自治体が行う方式

※5 シャフト炉式の特長はそのままに、送風機能の改善と溶融帯への直接供給により、コークス使用量およびCO2排出量の大幅な低減を実現した改善炉


完成予想図

参考

1.事業概要

1) 事業名称:広島中央エコパーク整備事業(高効率ごみ発電施設建設・運営)
2) 発注者:広島中央環境衛生組合(広島県東広島市西条町上三永766番地1)
3) 受注者、工期

  1. ① 設計・施工業務
    受注者:新日鉄住金エンジニアリング・五洋・萩尾工業特定建設工事共同企業体
    工期:2017年3月30日から2020年9月30日まで
  2. ② 運営業務
    受注者:株式会社広島中央クリーンシステム
    工期:2020年10月1日から2041年3月31日まで(20年6ヶ月)
  3. ③ 残渣等運搬業務
    受注者:藤澤環境開発株式会社
    工期:2020年6月1日(試運転開始)から2041年3月31日まで(20年10ヶ月)
  4. ④ 資源化等処理業務
    受注者:三池製錬・八戸製錬特定委託業務共同企業体
    工期:2020年6月1日(試運転開始)から2041年3月31日まで(20年10ヶ月)

4) 受注金額:30,996,000,000 円(税込)
5) 施設概要:高効率ごみ発電施設
処理方式:ガス化溶融シャフト炉式
施設規模:285t/24h(95t/24h×3 炉)

2.株式会社広島中央クリーンシステムの概要

1) 商号 :株式会社広島中央クリーンシステム(事業内容:施設の運営業務)
2) 設立 :2017年2月
3) 出資者 :新日鉄住金エンジニアリング株式会社
日鉄住金環境プラントソリューションズ株式会社

[プレスリリース(報道)に関するお問い合わせ先]
CSR・広報部 広報室 03-6665-2366
URL https://www.eng.nssmc.com/ask/

以上

一覧に戻る

go to TOP