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事業紹介

ZEB・省エネ建物プランニング

当社で開発した独⾃技術やZEB化実証ビルにおけるノウハウを活⽤し、物流施設をはじめとする施設建物についてZEB化を推進します。

ZEB・省エネ建物の設計実績

・建築設計 確認申請上の設計社としての実績(新築のみ)

2022年度(単位:棟)

受注
総数
ZEBシリーズ ZEBシリーズ以外
『ZEB』 Nearly
ZEB
ZEB
Ready
ZEB
Oriented
合計 ZEB水準 その他
新築 300m2未満 0 0 0 0 0 0 0 0
300m2以上
2,000m2未満
0 0 0 0 0 0 0 0
2,000m2以上
10,000m2未満
5 0 0 1 0 1 0 4
10,000m2以上 4 0 0 2 0 2 2 0

2021年度(単位:棟)

受注
総数
ZEBシリーズ ZEBシリーズ以外
『ZEB』 Nearly
ZEB
ZEB
Ready
ZEB
Oriented
合計 ZEB水準 その他
新築 300m2未満 0 0 0 0 0 0 0 0
300m2以上
2,000m2未満
3 0 0 0 0 0 0 3
2,000m2以上
10,000m2未満
4 0 0 0 0 0 0 4
10,000m2以上 2 1 0 1 0 2 0 0

今後のZEB・省エネ建物プランニングへの取組方針

当社は、鉄鋼メーカー出身のエンジニアリング会社として、「価値ある建物を鋼×想=力で提案します」を標榜しており、物流施設と産業施設を中心にソリューションを提供しています。中でも物流については新型コロナ禍による生活形態の変化により社会ニーズは圧倒的に増しており大型物流施設の建設需要が拡大しています。よって、最も得意とする大型物流施設において「ZEB化設計標準化」を図り、オールZEB化することを目指しています。

また、大型物流施設には中規模オフィスビル規模の事務所部分が存在します。物流施設において比較的エネルギー密度が高いこの部分について、当社独自の地中熱ヒートポンプシステム、個別分散型デシカント空調システムなどを有効に活用し、事務所部分のZEB化を図り、物流施設のさらなる高性能ZEB化を目指します。 さらには、そこで活用した省エネ技術を適用し、物流施設以外の建物においてもZEB化を図ります。

以上により2025年度には当社が受注する設計業務のうちZEBが占める割合を50%以上とすることを目標としています。

ZEBプランニング実績/三井不動産ロジスティクスパーク海老名Ⅰ

建物全景
建物全景
ZEB概要図
ZEB概要図

ZEB概要図に示す省エネ設備および創エネ設備の導入により、「建物全体」のみならず、東面に長大な外皮を持つ厳しい建築条件の「事務所用途部分」においても、以下に述べるシステムを中心とした省エネアイテムを導入することにより『ZEB』(Net Zero Energy Building) のBELS認証を取得しました。

ZEB化設計/CO2排出削減量

ZEB化設計/CO2排出削減量

■ LED照明

LED照明/3DBIMシミュレーション
LED照明/3DBIMシミュレーション

高天井の事務所で机上700lxという厳しい設計条件であったため、3DBIMシミュレーションによる照度計算を行い、190lm/Wの照明器具を8灯/スパンとすることで、消費電力を3.11W/m2以下に抑えました。さらに、照明制御として、在室検知制御、昼光利用、タイムスケジュール、初期照度補正を導入しましした。以上により、建物全体の消費エネルギーの4割弱を占める照明消費電力を80%近く抑えることにより、建物全体の消費エネルギーを30%近く抑え、ZEB化に貢献しました。

■ 地中熱ヒートポンプ

地中熱ヒートポンプ/変流量制御による電力低減の実測例
地中熱ヒートポンプ/変流量制御による電力低減の実測例

熱源水循環ポンプの搬送動力を大幅に低減するため、負荷熱量に応じた変流量制御システムを導入、これにより搬送動力を1/4程度に低減することを可能としています。さらに、事務所特有の冷房負荷過多に対応するため、地中温度変化に応じて冷却塔を発停制御する冷却塔併用ハイブリットシステムを導入、熱源水温度が外気温に近づくと効率が落ちるため、高効率運転維持可能な上下限温度内に熱源水温度が納まるように制御しています。以上の独自システムを採用し、地中熱ヒートポンプのさらなる省エネ性能向上を図っています。

■ デシカント空調システム

デシカント外気処理機/除湿プロセス
デシカント外気処理機/除湿プロセス

デシカント外気処理機における除湿は化学吸着で水分を取り除くので過冷却除湿ほど電力を必要とせず、室内には余計な湿気を持ち込みません。このため室内側では除湿をする必要がなく、温度調節分のみ室内空気を適度に冷やせばよいため消費電力が少なくて済みます。

デシカント外気処理機はヒートポンプを内蔵しており吸湿したデシカント材の放湿(再生)にその排熱を利用できます。また、全熱交換器を内蔵したハイブリッド型となっており、除湿負荷の少ない時期においてはさらに消費電力を抑えることができる優れた省エネ性能を持つ調湿換気システムとなっています。

地中熱ヒートポンプの効果と合わせて、建物全体の消費エネルギーの6割弱を占める空調消費電力を40%近く抑えることにより、建物全体の消費エネルギーを20%余り抑え、ZEB化に貢献しました。

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