CCS(二酸化炭素回収・貯留)
バリューチェーン全体にわたって最適化されたサービスをワンストップでご提供します
CCS(Carbon dioxide Capture and Storage :二酸化炭素回収・貯留)は、製鉄所、発電所や化学工場などから排出されたCO₂を含む気体からCO₂を分離・回収し、地中深くに圧入・貯留するものです。
当社グループは、CO₂の分離・回収(ESCAP®)、輸送(陸上パイプライン、ステーション設備)、液化・貯蔵(大型タンク)、貯留(海底パイプライン、海洋プラットフォーム)など、いずれもCCSプロジェクトの実現に必要となる主要設備を保有しております。国内外の多数のエネルギー・海洋資源開発関連プロジェクトの実行を通じて培った技術・ノウハウを活用することで、CCSバリューチェーン全体にわたり、最適化されたエンジニアリング・サービスをワンストップでご提供することが可能です。

CCSにおける当社の保有技術・ノウハウ
CO₂分離・回収

省エネ型二酸化炭素回収設備(ESCAP®)
製鉄所や発電所などから排出されるCO₂含有ガスから、CO₂を分離し、回収する技術として、省エネ型二酸化炭素回収設備「ESCAP®」を保有しています。化学吸収法を用いた設備で、汎用技術と比べ熱消費量を4割以上削減し、高純度のCO₂を製造することが可能です。
輸送

陸上パイプライン敷設技術
当社グループ会社の日鉄パイプライン&エンジニアリング(株)は、世界一の品質を誇る鋼管製造技術をベースとする溶接技術、長年にわたる技術開発と実績に裏付けられたエンジニアリング力により、天然ガス、石油 、航空機燃料 、石油化学製品 、水素など、液体・気体を問わず多様な流体を安定供給できるパイプライン技術を提供しています。特に天然ガスパ イプラインの領域においては、高圧から低圧に至る導管事業ラインアップを有し、計画から施工まで幅広い実績を保有しています。
本技術はCCSにおけるCO₂の輸送に用いる陸上パイプラインにも応用できると考えております。
液化・貯蔵

液化CO₂受入・貯蔵設備
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCUS大規模実証試験/ CO₂輸送に関する実証試験/CO₂船舶輸送に関する技術開発および実証試験」(NEDO 事業)において 実施する CO₂船舶輸送実証試験のうち、「液化CO₂受入・出荷基地の建設」を日本CCS調査(株)より受注し建設しました。
液化 CO₂をドライアイス化(固体化)しやすい温度・圧力の近傍(三重点)で運用することから、 ドライアイス発生による配管内の閉塞などの懸念があります。そのトラブルを避けるための技術的な課題を克服し、 世界初の低温・低圧仕様の液化 CO₂ 受入・出荷基地を完成させ、液化 CO₂ 船との受入・ 出荷運転での、安定した操業に貢献しております。
貯留

石油・天然ガス開発施設
当社は石油・天然ガス開発のための海洋プラットフォーム及び海底パイプラインについて国内外で多数の実績を保有しており、設計・調達・加工、施工までをトータルパッケージで提供可能な国内唯一、世界でも有数のオフショアコントラクターとしての地位を確立しています。
本技術はCCSにおけるCO₂の貯留に用いる海洋プラットフォーム及び海底パイプラインにも応用できると考えております。
