CCにおける鋳造温度一定化により、安定した品質改善、生産性向上、製鋼工場全体の省エネを実現します
近年の鋳片品質向上、生産性向上ニーズの増大に対し、当社は世界で唯一のタンディッシュプラズマ加熱技術(NS-TPH)の提供により、お客様の課題を解決します。NS-TPHは、タンディッシュ上方から挿入されるプラズマトーチと、タンディッシュ内の溶鋼との間にプラズマアークを発生させることで、溶鋼を加熱することができます。
これにより、連続鋳造機における溶鋼温度を一定に維持し、凝固状態の安定化、ひいては鋳片品質の安定化を実現します。また、自在に溶鋼温度を制御することで介在物系欠陥を低減すると共に、安定した低温鋳造により中心偏析を低減し、鋳片品質を改善します。さらには、連続鋳造機の上工程温度を下げることで、連続鋳造速度を従来に比べ増大させ、少ない投資効果で生産性の大幅な改善を実現します。
1990年代から当社によって実用化されたこの技術は、日本製鉄内はもとより、日本国内の特殊鋼メーカー様より高い評価を得ています。さらに近年では、特殊鋼品質改善ニーズの高まりを見せる中国においても導入実績を有しています。
特徴
効果
導入メリット 約150円/ton(メリット:約200円/ton、ランニングコスト:約50円/ton)
※「NS-」はNIPPON STEEL ENGINEERING CO., LTD.の略称です。
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