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事業紹介

電気錫めっき設備(ETL)

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ETLイメージ

豊富な実績と独自技術により、高信頼性・高品質・操業省力化を実現させた最先端設備

当社では、日本製鉄グループの60年以上に及ぶ操業・整備技術をベースに、操業性、メンテナンス性に優れた連続錫めっき設備を提供しています。1970年代に不溶性陽極システムを開発し、1980年に実機化して以降、これまでに19の連続錫めっき設備(不溶性陽極システム)を世界中に納めており、同システムのエンジニアリング・立上げの経験においては他社の追随を許しません。

一般的な溶性陽極システムでは金属錫自体を陽極として使用し、通電することにより溶解した錫イオンが、陰極としてふるまう鋼板上で析出することによりめっきが施されます。一方、不溶性陽極システムでは、粒状の金属錫をめっき液循環システムの中であらかじめ溶解(イオン化)させておき、不溶性電極に通電することで液中の錫イオンを鋼板上に析出させます。

また、生産に伴う電極の消耗がないため、①鋼板と電極との間の距離を一定に保持することができ、高いめっき均一性が得られること②電極を交換する作業や製品幅変更に伴う電極の着脱作業が不要になること③これら作業の為のスペースが不要となる為、エッジマスク装置の設置が可能となり、エッジ部のオーバコートを抑止できること——などが優位点となります。

この他の特長としては、高速操業時における高い通板安定性、そして入出側設備の自動化による省力操業が挙げられます。一般的に、高速操業時には鋼板のバタツキによる設備への接触、張力の増大によるしわの発生など、低速運転時では見られない問題が顕在化します。当社ではこれらの問題を、鋼板のバタツキを抑えるめっきセルの最適設計、ヘルパーモータによる張力補償制御により排除し、高い通板安定性を実現しています。

入出側設備では自動化を進め、例えば入側ではリールへのコイル搭載から通板、溶接、ノッチングまでの一連の操作を一切の手動介入なく実現し、不溶性陽極システムによる陽極管理作業の排除と合わせ、人件費の削減をもたらします。

ETL

ETL

実績例

国名:
中華人民共和国
客先名:
WISCO-NIPPON STEEL Tinplate Co., Ltd.
時期:
2013年 (No.1 line), 2014年 (No.2 line)
生産量:
400,000t/year (2lines)
国名:
インドネシア
客先名:
PT Latinusa
時期:
2011年
生産量:
160,000t/year

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