多様な鋼種の鋼板表面品質、鋼板形状の高品位化を実現する「スキンパスミル/鋼板品質」と、ワークロールの長寿命化を両立させた新型洗浄装置
4Hi-スキンパスミルはミル剛性が高く、堅牢な設備です。また当社独自のロール位置・圧下力制御、および表面品質制御技術によって、安定して高品質な鋼板表面外観を得ることができます。
ワークロール洗浄には従来のブラシロールや高圧水洗浄と異なり、当社独自(※1)の気中キャビテーション噴流を用いた噴流装置が利用可能です。
スキンパスミルには、ワークロールの「表面粗度確保」と「異物付着防止」の2つの課題がありますが、当社のワークロール洗浄装置は高圧水洗浄に比べ約5倍の洗浄力を持っており、高圧水洗浄では完全に除去できなかった、強固な亜鉛巻きも除去することが可能となっています。
それに加え、洗浄時に表面粗度を落とすことがない為、ブラシロール式と比較してワークロールの長寿命化も実現しています。実際の操業では、ワークロール交換を行わず約3000トンの鋼板が生産可能であることを確認しています。
このような優れた性能により、当社のワークロール洗浄装置は鋼板の品質向上とワークロールの長寿命化に貢献することができます。
※1 東北大学 祖山均教授との共同研究による研究成果
写真出典元
CONCEPT :Hitoshi Soyama, Introduction of Compressive Residual Stress Using a Cavitating Jet in Air [Journal of Engineering Materials and Technology, Transactions of the ASME, 126 (1), (2004), 123-128]
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