MENU

DX

DX事例

【EPCを変える】
港湾ジャケット設計の自動化プログラムの開発

港湾ジャケット設計の品質の向上と技術ノウハウの集積、利用拡大に向けて、独自のプログラムを自ら開発。お客さまへの提案力強化につなげました。

当社は、国内外の港湾施設に敷設する、ジャケット式の鋼構造物(港湾ジャケット)の設計業務を行っています。多くの実績から設計手法やノウハウを蓄積しております。このノウハウを活用するため、プラントのシステム開発や解析を行っている部門と手をとり、社員一丸となって設計の自動化プログラム開発に取り組みました。
港湾ジャケットは、設置される環境や用途によって構造が大きく異なるため多種多様な材質やサイズの部材の組み合わせが考えられます。このプログラムはこのような複雑な港湾ジャケットの設計を自動化するものです。

港湾ジャケット構造物(イメージ)

開発者と設計者が密にコミュニケーションをとり、設計ノウハウをプログラムに取込めるよう開発しました。特にユーザーインターフェースにこだわり、設計者の思考プロセスとマッチするような入力順序になるようにしたり、入力ミスが起きにくくなるよう標記や入力方法を工夫したり、設計者目線で改良に改良を重ねました。
このプログラムによって必要なパラメータを入力するだけで、設計者の力量によらず設計条件を満たして競争力の高い部材の組み合わせが提示できるようになりました。これにより、設計における検討時間の短縮やその他の重要な作業に時間を回せるようになり、職場の業務改善のみならず、お客さまへの提案の質とスピードの向上を実現しました。
港湾ジャケットに関する、知識経験、技術といったスキルの習得、伝承、プログラミングという新たなツールを使いこなすスキルの習得など、アナログ情報をデジタル情報へと昇華させ、利便性の高いプログラムを完成し、お客さまへの迅速かつ的確な提案に繋げています。

【EPCを超える】
クラウドを用いた養殖生産情報プラットフォーム

不確定要素の多い自然環境を相手とする養殖漁業に、高度な計測技術とデータサイエンスを
組み合わせた生産性向上のノウハウを提供します。

養殖生産管理システムの事業化を目指しシステム実証案件を拡大、データ提供サービスの礎を築く
当社は、養殖生産管理システムの事業化を目指し、システム実証案件の拡大に取り組んでいます。このシステムは、サーモンやブリ等の養殖魚類の摂餌活性・残餌量を水中カメラで捉え、その画像をもとに数値化して、最適な給餌条件を顧客へ提供するものです。

養殖生産管理システムイメージ

養殖生産情報サービスを提供するためは、養殖魚の成長効率の最大化やコスト削減のための最適情報をノウハウとして集積する必要があります。そのため、給餌や魚体の成長、環境などのデータを、数年間にわたり、しかも複数の養殖生産フィールドで集めなければなりません。
このプロジェクトでは、データ収集のためのインフラを養殖業のお客さまへ設置し、データの収集・解析・レポートと、その後の提案までをワンストップチャネルで提供することで、お客さまと当社がWin-Winの事業発展を遂げられるよう、開発を進めています。

養殖生産管理システムの概念図

go to TOP