国内主要空港における豊富な格納庫の実績により、大スパン架構建築物の専門的な技術・スキルを蓄積、航空機整備工場や訓練施設など関連施設にも確かな技術で対応します。
建設場所：福岡県北九州市
建物用途：航空施設（格納庫）
竣工年月：2013年12月
設計 ：日鉄エンジニアリング（株）
構造形式：S造
階数 ：地上2階
建築面積：約2,909m2
延床面積：約3,378m2
本施設は、北九州市拠点の航空会社であるお客様が、格納庫の機体整備効率と整備品質の向上を目的に計画されました。外装材には自然光を間接光として取り込むポリカーボネイトハニカム構造のパネルを採用し、日中における航空機整備環境の向上と省エネに貢献しています。景観との調和と企業イメージが上手く発信されている点が評価され、北九州市の景観賞を受賞しました。
空港島にかかる連絡橋や離発着時の航空機から視認されやすいという建物特性に鑑み、「景観との調和性と企業イメージの発信」をテーマにデザインを検討しました。
外観に機体色である「黒と白」の配色を採用し、ビジュアルアイデンティ（ＶＩ）を建物全体で表現、多様な距離や角度においても認識しやすい計画としました。
開口部（光壁等）や大扉等の機能部材を効果的に配置し壁面を美しく分節化、ボリューム感を低減したスタイリッシュな格納庫を実現しています。
