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お知らせ

2017年5月22日
新日鉄住金エンジニアリング株式会社

リトアニア及びスペインにおける廃棄物発電施設の連続受注について

新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 藤原 真一、以下「当社」)は、今般ドイツ廃棄物発電プラント子会社であるSteinmüller Babcock Environment GmbH(社長 村上 裕、以下「SBENG社」)を通じて、欧州において廃棄物発電施設の建設工事(フルターンキー)2 件を受注いたしました。

今回受注したのは、リトアニア共和国の首都ビリニュス市の廃棄物発電施設及びスペイン王国サン・セバスティアン市の廃棄物発電施設の建設工事で、先般契約したスウェーデン王国ヘグビートルプ案件と並ぶ大型の受注案件(コンソーシアム全体での受注総額(発注者予算)は2 件合わせて約397百万ユーロ(約 476億円*))となります。

リトアニア共和国向け案件は、同国政府100%出資の電力・ガス会社Lietuvos energija 社が、ごみ埋立処分量削減に関する EU 指令への適合及び自国の電力自給率改善を背景に、ビリニュス市に建設する熱電併給型の廃棄物発電施設です。SBENG社はクライペダ市において同国初の廃棄物発電施設を建設しており(2013 年竣工、現在操業中)、今回その実績が高く評価され、同国 2 件目となる本件の受注に至りました。SBENG社はリトアニア及びポーランドの企業と3社コンソーシアムを組成し、ストーカ炉式廃棄物発電施設の建設工事一式(フルターンキー)を実施いたします。本件は、環境負荷の低減及び資源の有効利用に資することから、同国の国家プロジェクトとして位置づけられており、その建設費の一部は同国政府及び EU の補助金並びに欧州投資銀行の融資が充当されます。

スペイン王国向け案件は、同国北部に位置するバスク州ギプスコア県の8自治体により設立された廃棄物処理事業会社(Gipuzkoako Hondakinen Kudeaketa S.A.)が、同県の埋立処分場の逼迫を背景に、県都のサン・セバスティアン市に新たに建設する廃棄物発電施設です。同国の大手廃棄物管理会社である Urbaser S.A.と共同で応札した結果、SBENG社の高性能な排ガス処理プロセスが高い評価を受け、受注に至ったものです。SBENG社は、Urbaser S.A.及びスペイン地元企業とのコンソーシアムによりストーカ炉式廃棄物発電施設の建設工事一式(フルターンキー)を実行いたします。

当社は今後も SBENG社を含めたグループの総力を挙げて、欧州、日本、アジア地域を中心とした各国において、環境性能、高効率エネルギー回収技術に優れた弊社廃棄物発電システムを提供し、安全・安心な循環型社会形成の実現に貢献してまいります。

案件概要

建設予定地 リトアニア共和国 ビリニュス市 スペイン王国 サン・セバスティアン市
最終顧客 UAB Vilniaus kogeneracine jegaine※1 Gipuzkoako Hondakinen Kudeaketa S.A.
契約金額 非公表
(発注者予算:180 百万ユーロ)
非公表
(発注者予算:217 百万ユーロ)
炉形式 ストーカ炉 ストーカ炉
定格処理日量 672トン×1 系列 300トン×2 系列
竣工時期 2020年初め 2019年末
契約形態 リトアニア及びポーランド企業との
コンソーシアム(リーダーは SBENG社)
スペイン企業とのコンソーシアム
(リーダーは SBENG社)
契約範囲
(SBENG社範囲)
ストーカ炉式廃棄物発電施設の建設工事
/フルターンキー
(ストーカ炉、ボイラ、排ガス処理設備の設計、調達、据付及び試運転)
ストーカ炉式廃棄物発電施設の建設工事
/フルターンキー
(ストーカ炉、ボイラ、排ガス処理設備、タービン・発電機の設計、調達、据付及び試運転)

完成予想図

スペイン王国 サン・セバスティアン市


© LKS Group

<Steinmüller Babcock Environment GmbH ホームページ>
http://www.steinmueller-babcock.com/

[プレスリリース(報道)に関するお問い合わせ先]
CSR・広報部 広報室 03-6665-2366

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