2017年7月19日
新日鉄住金エンジニアリング株式会社
新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原 真一、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、この度、『高面圧球面すべり支承(NS-SSB®、以下「本製品」) の開発と大型物流施設への適用』について、一般財団法人エンジニアリング協会より、第 37 回エンジニアリング功労者賞グループ表彰(以下「本賞」)を受賞しました。
本賞は、エンジニアリング産業に関与し、その活動を通じエンジニアリング産業の発展に著しく貢献したグループに表彰されるもので、今回は新規性を有し、きらりと光る案件や技術を対象とする「中小規模プロジェクト枠」での受賞となりました。受賞理由は以下の2点です。
球面すべり支承は、従来から一部の免震建物で採用されていましたが、スライダー表面のすべり材の面圧が小さいため、支持能力が低く、小規模な建物への適用に留まっていました。そこで高面圧に耐えられ、繰返し性能の高いすべり材を開発(特許取得済)する事により、コンパクトで高い支持能力と繰返し性能をもつ、球面すべり支承が実現できました。
大型物流施設では積載荷重が大きいため、高い支持能力を持つ免震装置が必要となります。本製品の実用化により、日本で初めて球面すべり支承を使った大型物流施設(山九㈱西神戸物流センター)が実現できました。
本製品は、2014 年 2 月の販売開始以来、大型物流施設、病院、集合住宅、事務所ビル等を中心に 1000 基を超える受注実績があります。今後も当社は、社会的ニーズを的確に捉え、鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を活かした製品・技術を通じ、安心・安全な社会の実現に貢献してまいります。
球面すべり支承「NS-SSB®」
山九㈱西神戸物流センター
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
CSR・広報部 広報室 03-6665-2366
【「NS-SSB®」に関するお問い合わせ先】
https://www.nsec-steelstructures.jp/contact/form/index.php
以上
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