2017年10月2日
新日鉄住金エンジニアリング株式会社
新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原真一、本社:東京都品川区、以下「当社」)が株式会社神戸製鋼所より受注し、加古川製鉄所新溶銑処理工場に建設した新脱りん炉(Max.270t/ch)が、2017 年 8 月に竣工し、以降順調に稼動を続けております。
溶銑中の硫黄やりんといった不純物を除去するプロセスとして、2014 年 4 月に稼働した新溶銑処理工場(機械撹拌式脱硫設備 2 基、上・底吹きガス撹拌型脱りん炉 1 基、完全燃焼型排熱ボイラー1 基で構成、いずれも当社にて建設)に、今回新たに 2 基目の脱りん炉(ボイラー1 基含む)を増設するものです。従来の混銑車による脱りん処理を 2 基の脱りん炉でほぼ全量行うことで、処理時間の大幅な短縮と効率化を図ることができます。
本工事は、既設建屋内への大物設備搬入を工場の操業条件に合わせ、適時に短時間に行う(写真左側)ことや、操業中の設備の隣で建設するなど、極めて厳しい工事環境・条件の中、非常に難易度の高いものでしたが、お客様や協力会社と連携を図り、完全無災害にて完遂し、順調な立ち上げを実現しました(写真右側)。
当社は、豊富な設備納入実績に基づく経験と技術力で、今後もお客様のさまざまなニーズに応えてまいります。
大物設備の搬入
稼動中の脱りん炉
【お問い合わせ先】
CSR・広報部 広報室 03-6665-2366
https://www.eng.nssmc.com/ask/
以上
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