2019年3月19日
新日鉄住金エンジニアリング株式会社
新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原 真一、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、興人ライフサイエンス株式会社(代表取締役社長:白須 信弘、本社:東京都千代田区)佐伯工場向けオンサイトエネルギー供給プロジェクト建設工事(以下「本プロジェクト」)を竣工し、2月1日より佐伯工場内においてエネルギー供給を開始いたしました。
佐伯工場ではこれまで、重油を燃料とするボイラおよび蒸気タービンにより、工場で使用するエネルギー(電力および蒸気)を製造しておりましたが、環境に優しいLNGを燃料とするガスタービンコージェネレーションシステム(8MW)とLNGサテライト設備を新規導入し、既設の蒸気タービンを活用した「ガスタービンコンバインドサイクルシステム※」とすることにより、建設コストを低減しつつ、同規模のプラントにおいて国内最高水準の設備効率を誇るエネルギープラントを実現いたしました。
当社は、本プロジェクトの建設・操業を通じて、佐伯工場にクリーンな電気と蒸気の供給を行い、同工場の省エネとCO2排出量削減を実現いたします。
佐伯工場では、CO2排出量を対従前比で約40%削減しており、地球温暖化対策にも大きな効果が期待できます。また、非常用電源として系統電力が停電した際にも、エネルギー供給継続が可能なため、災害時における工場の操業安定化にも貢献できます。
なお、本プロジェクトは事業の企画・設計から工場エネルギーシステムの建設、共同での操業、LNG調達および余剰電力の買取りまでを含めたエネルギー需給管理を一気通貫で提供する「エネルギー・ワンストップサービス」となっております。
当社は、高効率な排熱回収技術をはじめとするエンジニアリング技術、豊富なエネルギープラントの建設・操業の実績、エネルギー安定供給のノウハウと当社電力小売事業を組み合わせ、今後ともお客様のニーズに合わせたエネルギーソリューションをご提案し続けてまいります。
※ガスタービンコンバインドサイクルシステム:ガスタービン発電の排熱から蒸気を製造し蒸気タービンによる発電を行い、ガスタービンと蒸気タービンを組合わせた二重の発電方式。高効率な発電が可能な為、省CO2・省エネに寄与する優れた方式。
【興人ライフサイエンス㈱ 佐伯工場 オンサイト設備全景】
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