2020年3月12日
日鉄エンジニアリング株式会社
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:藤原 真一、本社:東京都品川区、以下「当社」)を代表企業とする特定共同企業体※が施工した福島県双葉町減容化施設(廃棄物処理その1業務)(所在地:福島県双葉町)(以下「本プロジェクト」)は、2月27日に環境省主催で「火入れ式」が現地で執り行われました。今後稼働を開始いたします。
本プロジェクトは、双葉町内の津波がれき、被災家屋等の解体に伴い発生する廃棄物(災害廃棄物)、住民の方々が片付けを行って廃棄されたごみ(片付けごみ)、除染作業に伴い発生する可燃性廃棄物(除染廃棄物)及び中間貯蔵施設内に保管されている可燃性廃棄物等の処理を行うための仮設処理施設(焼却施設及び焼却灰処理施設)を整備し、廃棄物処理を行う事業となります。その中で当社は仮設焼却施設である「シャフト炉式ガス化溶融炉」(以下「シャフト炉」)の設計・施工及び運営業務を担っております。
当社は、岩手県釜石市及び福島県広野町においても、東日本大震災による災害廃棄物及び除染廃棄物を対象物とした仮設処理施設を今回の福島県双葉町向けと同じ「シャフト炉」で整備・運営した実績があります。
当社「シャフト炉」は、一般廃棄物処理の溶融方式では国内最多・最長稼働の実績を有し、長年の実績に裏付けられた稼働安定性と、多種多様な廃棄物に対応する処理能力により、大幅な減容化が実現できます。
今後とも本プロジェクトを通じ、東日本大震災の復興に貢献し続けていくとともに「シャフト炉」技術を活かした最新の廃棄物処理技術で、引き続き環境分野に貢献してまいります。
※特定共同企業体:当社、クボタ環境サービス㈱、㈱大林組、東京パワーテクノロジー㈱の4社で構成。
業務名 | 平成30年度から平成32年度までの双葉町減容化施設(中間貯蔵施設)における廃棄物処理その1業務 |
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発注者 | 環境省 福島地方環境事務所 |
担当業務 | 仮設焼却施設 設計・施工及び運営 :当社 仮設灰処理施設 設計・施工及び運営 :クボタ環境サービス㈱ 土木建築工事 収集運搬等 :㈱大林組 放射線管理等 :東京パワーテクノロジー㈱ |
工 期 | 設計・施工 : 2018年4月1日 ~ 2020年3月(約2年) 運営(処理) : 2020年3月 ~ 2023年3月31日(約3年) |
施設概要 | 仮設焼却施設 : シャフト炉式ガス化溶融炉 150トン/日×1炉 仮設灰処理施設 : 回転式表面溶融炉 75トン/日×2炉 |
【「火入れ式」写真】
【外観(空撮)写真】
【お問い合わせ先】
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