2020年9月3日
日鉄エンジニアリング株式会社
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭 行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)の「NS-SSB®」※1(球面すべり支承)118台が、日本食研ホールディングス株式会社(代表取締役社長:大沢 哲也、本社:愛媛県今治市)「シェーンブルン宮殿工場(所在地:愛媛県今治市)」(以下「本工場」)に採用されました。
「NS-SSB®」は、振り子の原理と鉄の技術を活かした免震装置であり、建物内部の積載物の重量が変化しても、免震性能に影響を与えないことが最大の特長です。また、装置がコンパクトであり、設置用の免震層を浅くできるため、掘削土量の削減も可能です。さらに他の免震装置との併用も不要なため施工性の向上ならびに、設計で意図した建物固有周期を、容易でかつ、確実に実現することも可能です。
今回「NS-SSB®」が採用された本工場は、日本食研グループ最大規模の生産能力を保有する工場です。設計は株式会社日建設計によるもので、将来レイアウト変更の可能性もあるため、建物内部の設備重量にかかわらず免震性能が発揮できる「NS-SSB®」を高く評価いただき、今回の採用にいたりました。また、高い免震性能を発揮するため、中摩擦タイプと低摩擦タイプの「NS-SSB®」を併用して採用された初めての案件です。
「NS-SSB®」は、2014年の販売開始以来、大型物流施設・共同住宅・病院・庁舎・事務所ビル・データセンター・工場など累積約2,900台の実績を重ねております。
当社は、今後とも鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を活かし、より安定した性能を保有する免震装置を提供することにより、安全・安心な社会の実現に貢献してまいります。
※1 SSB:Spherical Sliding Bearingの略
NS-SSB®:日鉄エンジニアリング㈱の登録商標です。
【「シェーンブルン宮殿工場」外観】
【「NS-SSB®」姿図】
【お問い合わせ先】
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