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お知らせ

2021年1月7日
日鉄エンジニアリング株式会社

【採用】大日本印刷㈱「市谷の杜 本と活字館」向け「NS-SSB®」(球面すべり支承)

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭 行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)の「NS-SSB®※1(球面すべり支承)26台が、大日本印刷株式会社(代表取締役社長:北島 義斉、本社:東京都新宿区)「市谷の杜 本と活字館(所在地:東京都新宿区)」(以下「本施設」)に採用されました。

「NS-SSB」は、振り子の原理と鉄の技術を活かした免震装置であり、建物内部の積載物の重量が変化しても、免震性能に影響を与えないことが最大の特長です。また、装置がコンパクトであり、設置用の免震層を浅くできるため、掘削土量の削減も可能です。さらに他の免震装置との併用も不要なため施工性の向上ならびに、設計で意図した建物固有周期を、容易でかつ、確実に実現することも可能です。

今回「NS-SSB」が採用された本施設は、市谷地区の再開発プロジェクトの一環で、1926(大正15)年の竣工以来「時計台」の愛称で親しまれてきた「旧営業所」を修復・補強し、内外装を竣工時の様相に復元したうえで活版印刷の技術とその魅力を伝える文化施設になりました。耐震性能向上のため、免震構造による改修が行われています。改修設計は株式会社久米設計によるもので、軽量な建物でも容易に長周期化が図れること、1つの製品で免震装置として必要な機能※2を全て備えているため、別置のダンパーを必要とせず、空間の有効活用が可能な「NS-SSB」を高く評価いただき、今回の採用にいたりました。

「NS-SSB」は、2014年の販売開始以来、大型物流施設・共同住宅・病院・庁舎・事務所ビル・データセンター・工場など累積約4,000台の実績を重ねております。

当社は、今後も鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を活かし、優れた性能を有する耐震・制振・免震装置の提供を通じ、SDGs(国連の持続可能な開発目標)にも合致する、災害に対する強靭(レジリエント)な社会・安心して住み続けられるまちづくりに貢献してまいります。

※1 SSB:Spherical Sliding Bearingの略 NS-SSB®:日鉄エンジニアリング㈱の登録商標です。

※2 免震装置として必要な機能:支承(建物を支える)、絶縁(建物と地面を切り離す)、減衰(揺れ幅を少なくする)、復元(元に戻す)


「市谷の杜 本と活字館」外観


「NS-SSB® 」設置状況

【お問い合わせ先】

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