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お知らせ

2021年2月4日
日鉄エンジニアリング株式会社

【竣工】福岡市「西部水処理センター下水汚泥固形燃料化施設」

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭 行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、福岡市道路下水道局からDBO方式で受託している「福岡市西部水処理センター下水汚泥固形燃料化事業(以下「本事業」)」向けに下水汚泥を燃料化する下水汚泥固形燃料化施設(以下「本施設」)をこのたび竣工しました。また、2021年2月1日より当社を代表とする企業グループが設立した特別目的会社「福岡西部ジェイコンビシステム株式会社」(所在地:福岡県福岡市)は、本施設の運営業務を開始いたしました。

本事業は、バイオマス資源である下水汚泥を本施設にて固形燃料化し、石炭の代替燃料として販売することにより、バイオマスエネルギーとしての有効利用およびCO2排出量の削減に貢献する事業です。

本施設には、当社の下水汚泥固形燃料化システム(以下「ジェイコンビ®」)が採用されています。ジェイコンビ®は、下水汚泥を固形燃料化するプロセスにおいて、下水汚泥の有機分をほぼ全て回収することができる燃料変換率の高い造粒乾燥システムであるため、温室効果ガスの削減効果の高いことが特長です。

「福岡西部ジェイコンビシステム株式会社」が今後20年間にわたって本施設で製造するバイオマス燃料(下水汚泥固形燃料)は、福岡県内の工場において、石炭の代替燃料として有効利用される予定となっており、本事業におけるCO2排出削減量は、年間約11,600t(一般家庭で年間に排出されるCO2約6,400世帯分に相当)となります。

ジェイコンビ®の納入実績は、新庄市・福島市・北九州市・広島県・名古屋市に続き6件目となり、施設の設計・建設、運営・維持管理を一括して受託するDBO方式では、北九州市・広島県・名古屋市に続き4件目となります。

当社は、脱炭素社会の実現に向けて、2050年までにCO2実質排出量ゼロに取り組む地方自治体とともに、今後とも高まるバイオマスエネルギー有効利用のニーズを捕捉し、更なるジェイコンビの普及を通じ、循環型社会システムの構築と地球温暖化防止に貢献してまいります。

事業概要
名  称福岡市西部水処理センター下水汚泥固形燃料化事業
所 在 地福岡市西区小戸二丁目5-1 西部水処理センター内
契約金額9,472百万円(税抜)<設計・建設および運営・維持管理>
事業方式DBO方式(Design, Build and Operate)
施設の設計(Design)・建設(Build)および 運営・維持管理(Operate)を一括で行う事業。
事業期間設計・建設期間   2017年12月1日~2021年1月31日
運営・維持管理期間 2021年 2月1日~2041年1月31日
処理能力脱水汚泥100t/日(50t/日×2系列)
福岡西部ジェイコンビシステム株式会社 会社概要
設 立2020年6月23日
所在地福岡市博多区店屋町5番18号
資本金30百万円
構成企業・役割① 日鉄エンジニアリング(株)(代表企業) プラント設備の設計・建設、SPC運営・管理、修繕(大規模修繕のみ)、用役調達
② 麻生商事(株) 下水汚泥固形燃料利用先の確保
③ 福岡レイン工業(株) 施設操業・点検、修繕

【施設外観①】
【施設外観①】

【乾燥ドラム】
【乾燥ドラム】

【施設外観②】
【施設外観②】

【下水汚泥固形燃料】
【下水汚泥固形燃料】

【お問い合わせ先】

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