2021年5月14日
日鉄エンジニアリング株式会社
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたび「東総地区クリーンセンター」(以下「本施設」)を竣工し、2021年4月より、本施設は運営を開始しております。
本施設は、銚子市・旭市・匝瑳市の3市より排出される一般廃棄物を処理する施設で、これまで3市それぞれにあった一般廃棄物処理施設の老朽化に伴い、今回新たに整備されたものです。
本施設は、下記の特長を有し、災害に強く地球にやさしい資源循環型の廃棄物処理施設となります。
① 「低炭素型シャフト炉式ガス化溶融炉」を採用し、CO2排出量を大幅に削減しています。
② 廃棄物を無害で天然砂と同等の品質を持つ溶融スラグや、金属分であるメタルとして資源化することにより、最終処分量が最少化されます。
③ 災害発生時の多種多様なごみを高温溶融処理により安定処理することを可能とし、災害時の迅速な復旧が可能です。
本施設の竣工により、当社シャフト炉式ガス化溶融炉の国内稼働実績は43施設目となり、ガス化溶融方式では国内最多、千葉県内では3施設目となります。また、DBO方式※1での廃棄物処理施設の稼働実績は5件目となります(受注実績は8件)。
当社は、今後とも当社が保有するガス化溶融技術をはじめ、ストーカ式焼却技術・リサイクル技術などの様々な技術を活用し、また、設計・調達・建設(EPC)に加えて、運転・維持管理(O&M)にいたるプラントライフサイクルの提案力を通じ、持続可能な地域循環共生圏の構築に貢献できる提案を進めてまいります。
※1:DBO方式は、設計(Design)・建設(Build)・運営(Operate)の略。施設の所有、資金の調達は自治体が行い、設計・建設・運営は事業者に委託する方式。
事業名称 | 東総地区広域ごみ処理施設整備および運営事業 |
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発注者 | 東総地区広域市町村圏事務組合(管理者:明智忠直(旭市長)) |
契約金額 | 36,680,000,000円(税抜) |
事業方式 | DBO方式 |
事業用地 | 千葉県銚子市野尻町地先 |
事業期間 | 2018年2月22日~2041年3月31日 設計・建設期間 :2018年2月22日 ~ 2021年3月31日 運営維持管理期間:2021年4月1日 ~ 2041年3月31日 |
施設概要 | 高効率ごみ発電施設 198トン/日(99トン/日×2炉) マテリアルリサイクル推進施設 6.2トン/日 (缶類3.6トン/5h、ペットボトル2.6トン/5h) |
設計・施工 | 日鉄エンジニアリング株式会社 |
施設運営 | 株式会社東総クリーンシステム(当社および日鉄環境プラントソリューションズ出資により設立) |
運転・維持管理 | 日鉄環境プラントソリューションズ株式会社 (2021年7月に日鉄環境エネルギーソリューション㈱に社名変更予定) |
外観写真
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