2021年6月24日
日鉄エンジニアリング株式会社
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭 行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、宝鋼日鉄自動車鋼板有限公司(総経理:羅文欽、住所:上海市宝山区、以下「 BNA」)より受注した「No.4 CGL脱硝設備」(以下「本設備」)を竣工し、本設備は順調に稼働を開始いたしました。
本設備は、中国政府の排出ガス(NOx)規制強化に伴い、当社製No.4 CGL(2015年納入)からのNOx排出量削減を目的として、輻射管加熱炉の燃焼排ガス系統に触媒脱硝設備を新たに設置したものです。当社は、脱硝設備一式の設計、機器製作(触媒・ブロワ・電気品)、据付試運転調整スーパーバイザー業務を請け負いました※1。
COVID-19の影響も懸念された中での難しいプロジェクトでしたが、以下の2点を実現したことで、お客様から高い評価をいただいております。
ブロック化した触媒ユニットと反応塔を現地で組立てる構造を採用した省スペース設計により、既設ラインの改造範囲の最小化及び工期短縮を実現していること。
鋼板の連続焼鈍炉の操業特性に応じたアンモニア吹込み量制御とアンモニア拡散機構により、安定した高い脱硝能力を得られること。
日本製鉄グループの製鉄設備エンジニアリング集団として、国内外における豊富な実績をもとに、これからも個々のお客様のニーズに応え、鉄鋼業の環境対策に貢献してまいります。
※1:現地調達、現地据付工事(機械・電気工事、土木設計・工事)は施主範囲。
【屋外改造概要】
【屋内改造概要】
【お問い合わせ先】
go to TOP