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お知らせ

2021年12月1日
日鉄エンジニアリング株式会社

脱炭素社会の実現に向け、ごみ発電の地産地消を全国展開

~広島県東広島市に、ごみ処理の余熱によるクリーン電力を供給~

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたび広島県東広島市(市長:高垣広徳)との間で、当社が代表企業を務め運営する「広島中央エコパーク」で廃棄物を処理する際に発生する電力を、東広島市内の学校給食センターほか21施設(契約電力計:3,163kW)に供給する契約(以下「本契約」)を締結いたしました。

「広島中央エコパーク」は、高効率ごみ発電施設に汚泥再生処理センターを併設した最新施設として、2021年10月に運営を開始いたしました。最終処分量ゼロに向けた新たなごみ処理システムの構築を目指して、低炭素型シャフト炉式ガス化溶融炉が採用されており、東広島市ほか周辺自治体で発生する多様な一般廃棄物を安定的に処理し、最大限に資源化することができます。

本契約は「広島中央エコパーク」でごみ処理の余熱により発電した電力を当社が買い取り、東広島市の公共施設に供給する取組みであり、市内の家庭や事業所から出たごみが電気に生まれ変わって地元で有効活用される「電力の地産地消」を実現いたします。

また、ごみ処理の余熱で発電する電力は、天候や時間帯に影響されずに発電が可能という「安定性」と「CO2排出削減」メリット(東広島市の削減効果は年間約5,000㌧超の見込み)を併せ持つクリーンエネルギーとして、大変期待されております。

今回の取組みは、当社としては自治体向けの4事例目の供給となります。当社は、当社グループが全国各地で建設・運営する廃棄物発電を活用した地産地消電力 による「地域循環共生圏」の創造、また再生可能エネルギーを活用したCO2フリー電力※1、RE100電力※2など、環境に配慮した電力供給サービスを通じて、脱炭素社会の実現とSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献してまいります。

※1CO2排出量を含まない電力。

※2RE100(アールイー100)とは、国際環境NGOのThe Climate Groupが2014年に開始した国際的な企業連合体で、企業が自らの事業に使用する電力を 再エネで100%賄うことを目指す国際的なイニシアティブ。「RE100電力」は、このイニシアティブで求められる要件(発電所の種類等)を満たす電力。


本件の概要
電力小売事業者 日鉄エンジニアリング株式会社
施設概要 高効率ごみ発電施設 (発電所名:広島中央エコパーク発電所)
・発電能力 6,500kW
・処理能力 285㌧/日(95㌧/日×3炉)
電力供給期間 2021年12月1日~(2年間)

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【広島中央エコパーク】

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【お問い合わせ先】

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