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お知らせ

2022年12月22日
日鉄エンジニアリング株式会社

【受注】「琵琶湖湖南中部浄化センター下水汚泥燃料化施設建設工事」について

~下水汚泥エネルギー有効利用、
温室効果ガス排出量削減を推進~

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、当社、株式会社神鋼環境ソリューション、大豊建設株式会社との3社にて構成した特定建設共同企業体で、地方共同法人日本下水道事業団から「琵琶湖湖南中部浄化センター下水汚泥燃料化施設建設工事」(以下「本工事」)を受注しましたのでお知らせいたします。

湖南中部浄化センターは、場内で発生した下水汚泥を濃縮及び脱水で減容化したのち、焼却炉2炉で焼却処理し、焼却灰の場外処分を行っています。本工事は、このうち1炉が老朽化により更新時期を迎えるにあたり、下水汚泥の有効利用を図ることを目的として、汚泥消化施設及び汚泥燃料化施設を新設します。官民連携により、下水汚泥由来の消化ガス・汚泥燃料の製造及び利活用(消化ガスの場内利用及び汚泥燃料の発電所利用)に取り組み、下水汚泥エネルギーの有効利用、化石燃料使用量の低減等を推進します。

本工事で新設される固形燃料化施設に、当社のジェイコンビ®(下水汚泥固形燃料化システム)が採用されます。これにより当社のジェイコンビ®導入は、全国で8件目※1となります。当社は、ジェイコンビ®の普及を通じて、今後とも高まるバイオマスエネルギー有効利用のニーズに応え、カーボンニュートラル社会実現と地域循環型社会の実現に貢献してまいります。

  • ※1 これまでに北九州市・広島県・名古屋市・福岡市の4件の設計施工・運営実績ならびに、兵庫県・大分市・松山市の3件の受注実績(建設中)があります。
1. 本工事の概要
受注者 神鋼環境ソリューション・日鉄エンジニアリング・大豊建設特定建設共同企業体
工事内容 汚泥消化施設・汚泥燃料化施設の機械設備工事
上記に付随する電気設備工事、土木工事及び建築工事
工事場所 滋賀県草津市矢橋町地内
事業方式 DB(Design:設計、Build:施工)
(+ O(Operation:維持管理・運営))方式※2
契約金額 101億2000万円(税込)
  • ※2 維持管理・運営および汚泥燃料売買に関しては別途契約を予定。
2. 本工事の特長
  • (1)滋賀県の下水処理場では初となる汚泥消化施設の導入
    • ・新たに鋼板製消化槽を導入し、汚泥の減量化を図るとともに発生する消化ガスを場内で有効利用します。
  • (2)下水汚泥エネルギーの有効活用
    • ・カーボンニュートラルなバイオマスである汚泥燃料を石炭代替燃料として発電所などで有効利用します。
3. 処理フロー図

処理フロー図

4. 施設の完成予想図
【汚泥消化施設】

【汚泥消化施設】

【汚泥燃料化施設】

【汚泥燃料化施設】

【お問い合わせ先】

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