Special talk
女性社員座談会

グローバルスタッフとエキスパートスタッフ、それぞれの視点から見た、日鉄エンジニアリングとは?
会社の制度や魅力など、ざっくばらんに語ってもらいました。

※2019年8月 取材
- Members -
【森本 千裕】
エキスパートスタッフ
人事部 人事業務プロセス改革室
【中里見 麻衣子】
エキスパートスタッフ
都市インフラセクター
設計技術部 商品技術室
【奥田 実加】
グローバルスタッフ
調達センター
建築調達部 建築調達室
【豊國 みづ紀】
グローバルスタッフ
環境・エネルギーセクター
電力ソリューション部
企画・需給管理室

- Theme 01 -
就職活動&入社の決め手

豊國

スケールが大きなものづくりに携われることと、大学時代に留学を経験していたので海外で仕事ができること。就活ではその2点を軸にしていました。

森本

私も、スケールが大きなものづくりという点では同じです。社会基盤を支える規模の仕事に携わりたいと思っていました。

奥田

私も同じ感じですね。

中里見

私は建築関係の学科だったので、漠然とものづくりに携わりたいと思っていましたが、当時は自分にどういった仕事が向いているかがわからず、企業研究も兼ねて幅広く見ていました。

奥田

私もプラントや重工業、素材メーカーなど幅広く見ていて、そんななかで出会った1社が、日鉄エンジニアリングでした。

豊國

いろいろな企業を調べていくうちに、日鉄エンジニアリングなら文系でも現場に近いアドミの仕事に就けるところがとても魅力的に感じました。

奥田

そうなんですよね。説明会で社員の話を聞いたとき、事務系社員もすごく存在感があると感じましたし。ただ技術系のサポートをするのではなく、自らも最前線にいるという感じの方が多かったように思います。

森本

社員の話はすごく参考になりましたよね。選考の最中に会わせてくれる社員の数は、他社と比べて圧倒的に多かったです。入社に際しての疑問点や不安をそこできちんと解消できた気がします。

こんな人たちと一緒に働きたい
中里見

私も入社前にたくさんの社員に会わせてもらえたおかげで、入社後のイメージがわきました。社員は総じて型にはまらずイキイキと仕事をされていて、エンジニアリング会社だからこそできる夢を語っている方がいたのも印象的でした。

奥田

本当、仕事の話をおもしろそうにする人が多かったですよね。最終的には、事業内容はもちろん、こんな人たちと一緒に働きたいという思いが、入社の決め手になりましたもん。

中里見

当社への入社を最終的に「人」で決めた人はかなり多いのではないでしょうか。

森本
奥田
豊國

(頷く)

奥田

あぁ……そういえば当時私は「女性」ってことはあまり意識していなかったかも。今でこそ私は子どもを産んで育ててという毎日を送っていますが、入社前には自分が結婚したり出産したりするイメージを持てなかったので。

豊國

私も特に女性が活躍できそうかという視点はなく、あくまで自分がやりたいことが実現できそうかという基準でした。

森本

このメンバーだと私の就活が一番最近なのですが、女性活躍推進という言葉は、大学やニュースで取り沙汰されていたので、世の中の女性がどのような働き方をしているのか、とても気になっていました。就活中に当社の女性社員と対話する機会を多くいただいて、産休育休から復帰してバリバリ働いている社員が大勢いると聞き、安心して働くことができると思いました。当社への入社を決めた大きな理由です。

奥田

そうだよね。社員の話を聞く限りでは、男女差の違和感はなかったですね。

豊國

私も若い女性社員から経験のある女性社員まで会わせていただいて、キャリアステップもきちんと想像できるものだったので、むしろ「女性」は全く気になりませんでした。

- Theme 02 -
担当業務について

豊國

電力の調達・企画の仕事をしています。工場やオフィスビルなど大規模な電力需要のある施設に対して電力を供給するために、日鉄グループ内外の様々な発電所から電力を調達します。電力はどこから買っても質に差がないものですが、経済性や環境貢献性などを組み合わせ、お客様にとって魅力的な電力となるよう提案するお仕事です。

奥田

調達という意味では私も同じ仕事です。私の場合は建築構造、主に意匠性の高い鉄骨の調達を行っています。具体的には、東京スカイツリー®や近年話題の新国立競技場など、素人目でも複雑そうに見える建築物に使用される鉄骨を取り扱います。現在はタイの鉄骨製造会社との取り引きがメインですね。

中里見

私の仕事は都市インフラセクターの技術開発の管理業務です。各分野における開発の進捗確認や今後の開発テーマをヒアリングしたり、セクターや全社への報告資料を作ったりしています。自分が直接開発をするわけではないですが、幅広い分野の開発案件に関わることができるのはとてもおもしろいです。

奥田

たしかに、幅広く関われるのはおもしろいですよね。私はつい先日まで建築の事業計画の管理業務を担当していました。中里見さんと同じく自分が実行するわけでなないけれど、営業、設計、工事のいろんな人と関われたのはおもしろかったです。

中里見

あとは、資料の作り方やヒアリングの方法などは決まったやり方がないので、自分で試行錯誤しながらできるところもこの仕事の醍醐味だと思っています。

自分のアイデアが形になる
豊國

同感です。私も仕事のおもしろさは「自分のアイデアが形になること」に尽きると思います。以前、廃棄物処理施設で発電される電力を高く評価するお客様がいて、そのニーズに応える提案を自ら考えて実行し、見事受注できたときは感激しました。

奥田

私も新しい部署では個別プロジェクトに直接関わることができるので、そんな話を聞くと今から楽しみになります。

森本

私は人事部なので、他の皆さんとは少し仕事のタイプが異なります。主には社員の就業管理業務です。社員が申請する1か月分の労働時間や休暇内容を、システムを使って確認しています。確認結果が社員の給与に直結するので、常に慎重に業務を行っています。
また、この仕事は「働き方」に関わり、世の中のトレンドでもあります。他社の働き方を参考にすることも仕事なので、社内のことだけではなく、労働市場の動向を調査することもあり、いろんなことがトータルで勉強になっています。

奥田

森本さんにはお世話になっているんですよ。私は2018年8月から翌年4月まで産休育休を取得しました。休暇を取得する際や復職に向けた準備などを相談したのが森本さんで、いろいろと丁寧に教えていただきました。

中里見

私も最近在宅勤務のことなどを相談したのが森本さんでした。その節はありがとうございました。

森本

そうでしたね。私は休暇、休業制度などに関する社員からの問い合わせ窓口になっていて、全社的に多くの方と関わり合います。なので、きちんと対応できて、社員の役に立てているのが実感できると嬉しいですね。

- Theme 03 -
社内制度について

中里見

奥田さんは産休育休を1年も取ってないんですよね?

森本

たしかに、すごく復帰が早かったですね。奥田さんはどうやって復帰の時期を決めたんですか?

奥田

保育園が基準ですね。1歳よりも0歳のほうが保育園に入れる可能性が高いんです。だから早く保育園に入れて、私は働くことを選びました。

森本

制度的な話をすると、当社の産休は法定通りの制度なのですが、育休は法定よりも半年長い「1年半」取得することができます。そのあたりは利用する立場から見てどんな印象なのでしょうか?

奥田

それぞれにいろんな事情があるので長いことはありがたいことだと思うのですが、今の都内の保育園事情で言えば、1~2歳だと正直入れる可能性が低くて、3歳になるとまた入りやすくなるんです。なので本当はそこまで取得できればありがたいんですが……さすがに贅沢かな(笑)。
でも、森本さんをはじめとする人事部の皆さんに制度のことをいろいろと教えていただいて助かったし、他の制度の利用提案もしてくれたので本当にありがたかったです。

森本

お子さんが1歳になるまでは育児時間を1日1時間取得できる制度のことですね。世の中的には無給の会社が多いなか、当社は有給なんです。

中里見

私が復職した時は、たしかそんな制度はなかったなぁ。最近どんどん制度が整ってきてるよね。以前は時短勤務の場合はフレックスとして認められなかったから今よりちょっと大変だったかな。

森本

今は短時間勤務の方もフレックスとして認められてますもんね。

奥田

ところで、男性で育休取る人はいるんですか?

森本

10日間は有給で取得できるので、その範囲内で利用されている方はけっこういますけど、長期で取る方はほとんどいないですね。

奥田

今の時代的には、男性の取得も段々と当たり前になってくればいいですね。

森本

近い話……かどうかわかりませんが、配偶者の異動に伴って異動もしくは3年間まで休職できる制度はどうでしょうか? 中里見さんは利用されたんですよね?

中里見

主人が北九州に異動になったときに利用しました。入社3年目でようやく仕事の全体感が見えてきてやりがいを感じていた時期だったので、ついて行くかどうか非常に迷いました。でも、今思うと制度があっても使いにくい会社がある中、自分のキャリアやプライベートのことを考えてどうするか決断できたのは、とてもありがたいことだと思っています。

森本

他社でも見られる制度ですが、当社の場合休職は3年間までと、かなり長めなんです。休職する方は多い印象ですね。

奥田

これは同期でも2人利用した人を知っていて、1人はスイス、もう1人はシンガポールに行っていました。

豊國

3年って、すごくいい長さに設定されていますよね。変な話、会社を辞めなくて済むというか、それだけ休んでもまた戦力として働いてほしい人財、という会社のメッセージなんですかね。

時代と共に制度が整ってきている
森本

そういえば、皆さんは有給をきちんと取られていますか?

豊國

私の部署は「トータルで〇〇日間」を、それぞれ好きなタイミングで取れるのがいいと思っています。 他の部署はどんな感じなんですか?

中里見

私はお客様相手の仕事ではないので、ある意味自分の仕事の都合に合わせて自由に取らせていただいています(笑)。

奥田

子どもが生まれてからは急病で休まなければいけないことが多いので、そのときのために有給をストックしているような感じです(笑)。

中里見

そうなっちゃいますよね。

奥田

でも世の中の「働き方改革」の影響か、全社的にきちんと有給を取らなきゃなという空気があるのを最近は特に感じますね。

豊國

今年あたりから特にそんな声が大きくなっている気がしますね。

中里見

私は今年から在宅勤務を利用し始めました。上の子が小学生になり、個人面談で10分だけ学校に行くとか、委員の仕事で中途半端な時間に少しだけ学校にいくことが出てきたので。午前中だけ子どもの学校行事に合わせて在宅勤務をし、午後から出社するというような使い方をしています。

森本

たしかに、短時間の用事がある日やお子さんを病院に連れて行かなければいけない日も、会社を休む必要がないので便利そうですね。実際に利用されてみていかがでしたか?

中里見

子供が保育園児だったときは、在宅勤務を使うことは正直考えられませんでした。子供が病気で保育園を休んで家にいる時は、家で仕事ができる状況ではなかったので…。

森本

なるほど‥なかなか大変そうですね。制度自体がまだ新しいので、現状では在宅勤務をするための事由として、育児・介護・傷病しか認められていませんが、今、社内で、在宅勤務の適用拡大が検討されています。今の市場動向に合わせて適用範囲を広げていきたい制度です。

豊國

「働き方」が叫ばれているなかで、ずいぶん休暇に関わる部分が注目されていますが、一方で業務の効率化も重要だと思うんです。仕事量が減るわけではないので。

中里見

確かにそうですよね…。事業部内ではデジタルトランスフォーメーション推進の部隊が発足し、デジタル化による業務効率化に力を入れ始めたところです。

奥田

名前だけ聞くとすごい部署だけど(笑)。要するに機械化することによって業務の効率化を図ろうとするチームですよね。

豊國

そうですね。私の部署はけっこう徹底的に上司から言われていて、今現在も業務の棚卸しと効率化に取り組んでいます。「システムでできることがあれば、そこにちゃんと費用を掛けよう」と、会社としての理解も進んでいます。

森本

業務の効率化という意味では、多拠点型シェアオフィスの制度は社員からすごく好評です。当社の事業所に加えて、会員企業がシェアするワーキングスペースを自由に利用できるので、外出が多い方にはとても便利だと思います。

豊國

え……そんな制度知らなかった(笑)。

奥田

豊國さん利用したほうがいいですよ(笑)。移動時間とかもったいないですし。

森本

会議室の予約もできて、お客様との打ち合わせなんかにも使えます。

豊國

すごく便利ですね。今日ここに呼んでもらえてよかったです(笑)。

中里見

関係あるかわからないけど、カジュアルデーなんか当社としてはおもしろい試みじゃないですか?

奥田

ジーパン、ポロシャツなどの軽装で働ける制度ですよね。

中里見

会話の糸口なんかにはいいのかなと思います。実際にコミュニケーションが活性化した気がしますし。

豊國

組織風土から変えていこうという取り組みでしょうね。今は全社的に広がりつつありますし、これはいい変化だと思います。今私の部署では何をもってカジュアルとするか、服装のルールを検討しているのですが、四苦八苦しています(笑)。

中里見

新しいことに挑戦するって、何をやるにも大変なんですね。

- Theme 04 -
今後挑戦してみたいこと

森本

2年目になって、ようやくいろいろと独り立ちできてきて、仕事もおもしろくなってきました。今の世の中を見ていると、労働管理はより厳しく、働き方はより柔軟に、その上で、全世代の活躍と、労働生産性の向上、という方向性になっています。その中で、もっともっと会社の制度を整えていく必要があると思っています。そのために、よりよい働き方とはどんなものかを、引き続き追求していきたいです。

中里見

私が携わる業務はまだまだアナログな部分が多いので、デジタル化できるところは変えていきたい気持ちがあります。開発者が開発にきちんと専念できるような体制づくりをサポートできればと思います。

より良い働き方を追求していきたい
奥田

復職して間もないので、まずは目の前のできることをがんばります。現在は海外とのやりとりが多い仕事なので、将来的には国内の調達案件にも携わってみたいですね。

豊國

入社のきっかけが「スケールの大きなものづくり」と「海外の仕事」だったので、今後は現在の仕事で培った経験を活かして、発電プラントの建設など携わりたいです。より上流工程となる企画や営業などとして携われたらさらにおもしろいのかなぁと思います。

社風について