先輩のようになりたい
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「この会社の人たちと働きたい」就職活動で現役社員と会うたびに積み重なったこの想いが、日鉄エンジニアリングへの入社理由となった。そして入社後、配属された北九州総務部で、亀井はその後の自分の目標となる先輩と、就職活動以来の再会を果たす。
「その先輩は採用担当でもあり、就活中に何度もお会いし話していた方。もともとその人柄に惹かれていたこともあり、配属時の不安が解消されたのを覚えています。」
亀井が配属後驚いたのは、収支業務からオフィス管理業務、人事業務まで、総務の仕事が想像以上に幅広いこと。そんな中、どんな時も丁寧で誠実・正確な対応をし、周りから信頼されている先輩の仕事ぶりに感銘を受けた。
「業務上必要なスキルはもちろんですが、マニュアルに載らないような生きた仕事術まで教えていただきました。半年後に先輩が他の部署に異動することになった時は、『先輩なしでやっていけるか』と、大きな不安に駆られました」
しかし、これが亀井の転機になった。わからないことがあった時は、自分で調べ情報を整理し解決策を見出し、業務を実行する。この基本中の基本を徹底し、わからないことを放置しない愚直なサイクルが、亀井を独り立ちさせていく。これも先輩の教えだと、彼女は続ける。
「先輩の教えが、実践の中で腑に落ちる経験は数えきれません。異動したとはいえ、同じ拠点にいらっしゃるので、今でも相談に行ってしまいます。例えば採用業務について相談した時、私は例年の内容を踏襲したイベント企画を前提としていましたが、先輩は『コロナ禍を踏まえて、もっと色々な学生と接点を増やすために、こうしたらいいんじゃない?』と、アドバイスしてくれました」
この助言には、「柔軟に考えよう」という意味のほかに、「もっと自由にやっていいんだよ」という意味も隠されており、気負いがちな彼女をいつも落ち着かせてくれるのだという。
「先輩のようになりたい」それが、入社前から今も変わらない亀井の想いだ。
その立ち上げで得たもの
EPISODE
エピソード
北九州技術センターにおける古紙リサイクル活動の立ち上げと運用を任された時、亀井は思った。それまでの業務は、前任者から引き継いだものばかり。これは、自分が一から仕事を立ち上げる良い経験になる・・・しかし、どこから手をつければいいかわからない。
戸惑う亀井を見て、「こんな風に始めたら・・・」と具体的な助言をくれたのはあの先輩。的確なアドバイスのもと、早速亀井は動き出した。古紙リサイクル活動とは、これまで一般ごみとして焼却していたもののうち、再生可能な古紙を、リサイクルに回すというもの。そのためまずは現状の洗い出しから始め、次にどう分別するか、どうすれば社員たちが分別しやすくなるか、知恵を絞りながら、分別のルールを確立。さらに、社員全員への周知・リサイクル意識の醸成、分別・業者への引き渡しフローの作成などを試行錯誤しながら進めていった。多くの関係者の協力のもと、ルールやプロセスを定め運用を開始したが、当然最初からうまくはいかない。
「各部署の責任者一人ひとりに説明して回り、周知徹底に努めたつもりでしたが、分別は徹底されていませんでした。ルールはつくるのも大変ですが、根付かせて運用していく方が遥かに難しいことを学びました」 そこで亀井がとった行動は、わかるまで何度でも繰り返し周知すること。その愚直さや誠実さが人々の意識を変えていく、と自分に言い聞かせアナウンス活動を続けた。
「ごみの分別状況の社内フィードバックや、分別の一覧表をよりわかりやすく改訂したり、そうした貼り紙を皆さんの目に付きやすい位置に変更したり・・・思いつくことはひたすら実行しました」
亀井の地道な取り組みは徐々に実を結び、結果として、一般ごみの量を約25%削減させる。さらに、その処分費用である年間数百万円のコストカットも実現した。このプロセスを通して、亀井は自信と手応えを得るとともに、すべての部署と関わり社員皆を支える総務の仕事の魅力を再確認した。
Q&A
仕事の魅力
苦労すること
会社のPRポイント
メッセージ
2018年入社
保健福祉学部福祉学科子ども家庭福祉コース卒