NSカバープレート®
技術資料
性能検証
裏面パネル強度試験
パネル本体の耐荷力性能を確認。
風洞実験(羽田D滑走路 桟橋部の模型実験)
設置環境の風力特性を風洞実験で確認、実施設計に考慮しました。
パネル・支持金具の疲労試験
繰り返し荷重に対する疲労耐久性能確認。
パネル芯材の性能確認試験(引張試験、加熱促進試験)
日射等による高温環境においても長期耐久性を有することを確認。
側面パネル負圧試験
負圧(内→外)風荷重に対し耐荷力性能を確認。
コンクリート片 落下衝突試験
床版コンクリート片が剥落した場合にも防護機能を有することを確認。
(パネルの性能設計には衝突荷重を考慮していませんが、付加性能として機能することが確認できました)
安全性の高い構造仕様
軽量な死荷重
パネル自重0.20kN/m2程度に対し、作業荷重が1.06kN/m2、暴風荷重が1.47kN/m2(設計基準風速40m/sの場合)であり、パネル設 計で考慮する荷重に対して、パネル自重の占める割合は1~2割程度 と極めて小さく軽量です(例えば死+活+風の常時換算荷重は 1.65kN/m2)。したがって、通常時(発生確率の極めて小さい点検 時や暴風時 以外)の余剰耐力は極めて高く、また、橋梁本体への影 響も軽微です。
裏面パネル(長尺パネル)
多点支持構造
多点支持・連続構造の採用
パネル支持金具間隔(橋軸直角方向)はおおよそ2m程度です。一方、 裏面パネルは長尺での製造が可能(最大12m程度)です。長尺パネルを採用した場合、1パネルにつき複数の支持金具で固定すること ができ、パネルの取付ボルトの一部に不具合が生じた場合でも、落 下することはありません。
裏面パネル
側面パネル
落下防止ワイヤーの設置
多点支持・連続構造の採用に加え、フェールセーフ機能として相互のパネルをワイヤーで連結しています。そのため、パネルの取付ボルトの一部に不具合が生じた場合でも、落下することはありません。