2020年 Vol.11 表紙
このたび、『日鉄エンジニアリング技報』Vol.11を刊行いたしました。
弊社は2006年会社設立以来、製鉄プラント、環境ソリューション、エネルギーソリューション、海洋構造物、建築・鋼構造、パイプラインなど多岐にわたる事業領域で、社会・都市・産業インフラを支える商品やサービスを提供させていただいております。
従前より日本製鉄グループの多彩な技術集団の連携により、先端技術を駆使してエンジニアリング事業のコアとなる技術の開発に努めて参りました。さらに「一歩先をいく技術とアイデアで、お客様に最適なエンジニアリングソリューションを提供し、グローバルな社会・産業の発展に貢献します」との企業理念のもと、EPC に加えて広くソリューションを提案できる会社への変革を目指して努力しております。本技報ではSDG's に基づいた開発として、低炭素型シャフト炉、再生可能エネルギー利用、セルロース系エタノールの開発、大規模沖合養殖システム等を掲載させていただいきました。また喫緊の課題であるインフラ更新のためのPC 床版の開発、鋼製基礎の開発、石炭の安全性技術開発に於いても社会・産業に貢献できるものと考えております。さらに、日本で初のドライチャンバー工法の導入でお客様のニーズに迅速に応えるべく技術分野を広げて参りました。
これらの弊社開発技術のみならず「External×Internal Networking」をキーワードに社内外との連携を強化し、我々の持つコア技術と社外の優れた技術を積極的に組み合わせ、より良い商品やサービスをより早くより安くお届けできるように努めています。
本技報を通じて当社の取り組みの一端をご紹介し、皆様からのご意見・ご要望を頂戴することにより、社会に役立つ技術の開発に繋げていきたいと考えておりますので、今後ともご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
転載について
『日鉄エンジニアリング技報』(旧『新日鉄住金エンジニアリング技報』) の著作権は当社に帰属しております。『日鉄エンジニアリング技報』 の一部または全部を転載する場合は、以下の「お問合せ」から転載の許可を申請してください。
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表紙
目次
技術論文
1. 廃棄物燃焼におけるNOx の生成挙動解析
~三次元素反応解析モデルの構築~
2. 低炭素型シャフト炉と低NOx 燃焼技術の開発
~スケールアップと稼働状況~
3. 再生可能エネルギー熱利用技術の開発
~地中熱利用熱回収ヒートポンプシステムの設計手法と最適制御システムの開発~
4. 石炭の自然発熱性評価技術の開発
~低品位炭の有効利用技術の開発~
5. 次世代高性能床版の開発(その2)
~充填材における性能照査~
6. セルロース系バイオエタノール製造技術の開発
~高収量バイオエタノール製造技術の実証試験成果~