2020年8月6日
日鉄エンジニアリング株式会社
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭 行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたび三菱製鋼室蘭特殊鋼株式会社(代表取締役社長:関根 博士、本社:北海道室蘭市、以下「施主」)より受注したブルーム連続鋳造設備※1(以下「BL-CC」)用のタンディッシュ※2誘導加熱装置の改造工事を竣工し、同設備は順調に稼働を開始いたしました。
当社は、施主の特殊鋼製造における更なる高品質化のニーズに対応するため、既設のBL-CC(当社製'94稼働)へ誘導加熱方式のタンディッシュ内の溶鋼温度コントロール装置を導入する改造設置工事を行い、予定の工期を遵守の上、円滑な稼働を実現いたしました。
当社は、今後とも特殊鋼分野における連続鋳造設備のトップサプライヤーとして、お客様のニーズにお応えすべく、高品質対策技術を中心に、安定操業かつ生産性の高い設備、および稼働後のメンテナンスなども含め、設備およびサービスを提供してまいります。
尚、当社はタンディッシュ内の溶鋼温度コントロール装置として、プラズマ加熱方式と誘導加熱方式の2種類を保有しており、お客様の設備条件、品質ニーズに合わせた御提案が可能です。
※1:ブルーム連続鋳造設備(Bloom-Continuous Caster、略称:BL-CC)とは、主に炭素鋼や特殊鋼製品用の鋳片(1辺200㎜以上の矩形)を製造する設備です。
※2:タンディッシュとは、取鍋の底から溶鋼を受ける設備で、複数の鋳型に分流すると共に鋼中の介在物を浮上・分離除去する機構を有します。
誘導加熱装置レイアウト
設備写真
【お問い合わせ先】
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