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お知らせ

2021年11月5日
日鉄エンジニアリング株式会社

【公募採択】「日ASEANにおけるアジアDX促進事業(第2回)」

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、東京都品川区、以下「当社」)は、独立行政法人日本貿易振興機構(理事長:佐々木伸彦、東京都港区)「日ASEANにおけるアジアDX促進事業(第2回)」公募に、当社がタイ国現地子会社であるTNS※1において推進する、「製造・建設分野におけるイメージセンシングAIを用いたモノづくり人財の安全管理システム」を応募し、このたび採択されましたのでお知らせいたします。

本案件は、TNSにおいてヤード(屋外作業現場)や工場内に多数設置しているCCTVカメラやその他映像デバイスの画像情報をもとに、リアルタイムに現場作業の状況を認知・分類、安全性の評価を行い、現場の作業員に対して安全リスクを警告する、高度な安全監視システムを開発するものです。

現地パートナーであるARV社※2との協業により、映像から現場情報を読み取ることが出来る独自の機械学習AIを開発し、物体の検知だけでなく作業に従事する従業員の不安全行動を検知、瞬時にアラームを発信する事により、災害発生リスクを最小化する「高度安全監視システム」を導入する計画です。

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タイ国をはじめとするASEAN諸国では「安全・健康」意識が高まり、製造・建設分野の安全な職場の実現が社会的課題となっており、本案件では特に以下の効果を狙っています。


① 時間的、物理的な制約で人間の監視の目が行き届かない可能性のある箇所の安全監視強化

② 日々安全管理に努める現場施工管理者の業務負荷を軽減し、現場の生産性向上

③ システム運用を通じて取得したデータの分析を通じた安全対策強化、安全教育への活用

当社ならびにTNSは、DX(Digital Transformation)を積極的に進め、社会・産業のサステナブルな発展に貢献し続けてまいります。

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【高度安全監視システムを導入するTNS社ヤード(屋外作業現場)】

※1:TNS社(THAI NIPPON STEEL ENGINEERING & CONSTRUCTION CORPORATION, LTD.)は、石油天然ガス開発用のウェルヘッドプラットフォーム(以下「WHP」)の加工拠点として、1987年にタイに設立されたグループ会社。WHPの設計、調達、製作及び改造工事等を行う。現在、タイを中心に石油天然ガス分野以外の陸上プラントの建設にも積極的に事業展開を行う。

※2:ARV社(AI and Robotics Ventures Company Limited)は、PTTEP※3グループのDX戦略子会社。

※3:PTTEP社(PTT Exploration and Production Public Company Limited)は、タイ湾を中心に天然ガス・石油などの探鉱・開発・生産等を行うタイ国営企業。

【お問い合わせ先】

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