Special talk
GS職 内定者座談会

これからGS職として働く内定者による座談会。
日鉄エンジニアリングへの志望動機や入社の決め手について
忌憚なく語ってもらいました。

※2021年3月 取材
Members
K.S
商学部
商学科卒

趣味は、Jリーグやプロ野球観戦。休日は、戦跡巡りやゴルフ練習を通じて、リフレッシュしている。

M.F
言語文化学部
ラオス語学科卒

趣味は、辛い料理を食べること。現在は、ラオス語だけでなく、同じ言語から派生したタイ語を学んでいる。

T.M
理工学研究科
建築学専攻修了

趣味は、様々な建造物を見るため、各地を旅行すること。特技は、小学校の頃から大学まで続けた卓球。

H.S
理工学府機械・材料・海洋系工学専攻
機械工学分野修了

趣味は、麻雀やサウナ、ラーメンを食べること。最近は、APEXと呼ばれるバトルロワイヤルゲームに熱中している。

Chapter1

学生生活

M.F

では、初めにどんな学生生活を送ってきたかについてから、話そうか。

H.S

自分は早い段階から大学院への進学を見据えて、機械工学の勉強をしてたよ。真面目に(笑)。

K.S

具体的にはどういう分野を専攻してたの?

H.S

簡単に言うと、燃料電池。その中でも特にPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)という水素と酸素を反応させてエネルギーを生み出す分野の研究だね。最近では、トヨタ自動車が開発した「MIRAI」という水素車にも応用されている技術として知られてるよ。

K.S
M.F
T.M

すごい(笑)。

T.M

僕は建築学科で意匠設計と呼ばれる分野を学んできた。簡単に言うと、建築物の外観や内観をデザインして、図面を描いたり、模型を作成したり・・・。

M.F

どうして、建築を学ぼうと思ったの?

T.M

きっかけは、高校の文化祭で行った裁判の演劇。教室に裁判所を再現するために、図面を描いたりベニヤ板を使って工作したり、かなり本格的に舞台を作ったんだけど、それが楽しくて・・・それからだね。

M.F

私はラオス語を勉強していて、大学2年生の時に10ヶ月間交換留学を経験したことが一番の思い出。首都に住んでいたんだけど、それでもお湯が出なかったり、停電が起こったり、道路が未舗装だったりと、まさに開発途上国。そこで、午前中は大学で授業、午後はインターンシップという感じかな。

T.M

具体的にどんなインターンシップだったの?

M.F

ラオスの食材を使った食品を販売する企業のインターン。店頭で試食会を開いたりしながら、購買力や集客力を高めるにはどうするべきか・・・そういったことに取り組んできた。K.Sくんは?

K.S

僕が力を注いだのは、サークル活動。スポーツが好きだったから、何かしら関わりを持てて、かつカタチに残したいという軸から、校内のスポーツに関する新聞を発行するサークルに入ってね・・・。毎週末に行われる大学の定期戦やリーグ戦を取材して、頻繁に記事を制作していたよ。

Chapter2

出会い

M.F

日鉄エンジニアリングは、就職活動を始めた時からすでに知っていた?

H.S

知らなかった(笑)。

T.M

僕は大学の先輩に働いている方がいたから知ってた。その先輩に夏のインターンシップを勧められて参加したら、誰もが知る有名な施設の設計を行っていることなど嬉しい発見ばかり。自分のやりたい大規模空間づくりに携われると、確信が持てて志望した。

M.F

私は、ラオス留学を通じて、社会インフラの存在意義や重要性を実感こともあって、インフラ関連企業のインターンを探して・・・というのが出会いの経緯。K.SくんとH.Sくんはどうやって知ったの?

K.S

僕は父親の知人に日本製鉄の社員の方がいて、就職活動の相談をしたのがきっかけ。そこから製鉄所の見学を経て、徐々にプラントそのものに興味を持ち始めて、日鉄エンジニアリングというグループ会社があることを知って・・・という流れだね。

H.S

自分は漠然と「研究者」を目指していたけど、改めて自分の将来を考えた時に、一つの成果に長い年月を費やすより、スピード感があって達成感を得られるサイクルの早い仕事がしたいと思うようになって・・・。そんな時に先輩からプラント業界の話を聞いて「面白そうだ」と。

M.F

どういった部分に惹かれたの?

H.S

まずは、研究という一分野ではなく、多岐にわたるビジネスに携われることが大きかった。そして、一つとして同じプラントがないことから、長期的に仕事を楽しめそうだと感じた。あとは、インターンシップに参加した時、プラントの仕事が人を幸せにすることに帰結していく事実にも惹かれた。

T.M

僕が参加した夏のインターンシップとは違うプログラムだよね?どんな内容だったの?

H.S

ゴミ処理場を見学するプログラムだね。ゴミを燃やして出た排熱で温浴施設がつくれることを、そこで初めて知った。最初はゴミ処理場の建設に反対していた近隣住民の方も、温浴施設ができたことにすごく喜んだという話を聞いて、素敵な仕事だと感じた。

T.M

プラントエンジニアリングって、本当に色々なところで社会の役に立ってるんだよね。

H.S

うん。それと「人と人」「プロとプロ」が力を持ち寄って、個の力を10にも100にもしていくところも、スケール感があって惹かれたポイントだね。

M.F

私も入社の決め手は色々あったんだけれど、面接にかける時間が他の会社よりも長くて、自分という人間をしっかりと知ろうとしてくれているのがわかったところかな。

K.S

確かに(笑)。面接は本当に長かったよね。ある回では3時間くらい面接したよ(笑)。それでいて、回数も多かった。でも、僕は入社後のミスマッチを避けたかったから、好都合だったしありがたかった。M.Fさんの言う通り、自分の人となりを理解しようとしてくれるのがすごくわかったし、そんな会社から内定をいただけたのだから自分に適性があるんだと自信が湧いた。

T.M

僕は現場参加型のインターンシップに参加したんだけど、異なる部署の社員さんが活発に議論を交わしているのを見て、「これは、いいな」と。・・・チームが一丸となってゴールを目指す仕事に自分も携わりたいと思えた。

Chapter3

決め手

K.S

改めて、就活の軸はどんなところにあったの?

H.S

純粋に仕事にやりがいを感じられるかという部分かな。給与面ももちろん考慮したけれど、やっぱり仕事は人生の中心になるものだから、長い目で見て楽しめる仕事に就きたかった。

M.F

私はインフラ関係という軸は定まっていたけど、その中でも特に、世の中に必要不可欠とされるものに携わりたいと思ってた。できるだけ多くの人を幸せにできるような・・・。

K.S

その感覚すごくわかる(笑)。どうせなら影響力が大きい仕事がいいよね。僕の場合は、世の中にありふれているものではなく、カタチにするのは難しいけど、唯一無二なモノとかかな。

T.M

社会的影響力の大きさは重要だよね。この施設がないと国や世界が成り立たないみたいな(笑)。僕もそういったものを設計したかったから日鉄エンジニアリングを志望した。

K.S

T.Mくんは建築学出身だけど、どのように建設業界とエンジニアリング業界を線引きしたの?

T.M

・・・職務範囲とか業容の広さかな。建設業界だと設計は設計、施工管理は施工管理と役割ごとに仕事が展開される印象だったけど、日鉄エンジニアリングは役割にとらわれない横断的な働き方ができて、その結果幅広い人脈や知見も得られそうだと感じた。あくまで就職活動で感じた印象だけどね。

M.F

ちなみに皆は他にも内定をもらっていたの(笑)?

T.M

僕は日鉄エンジニアリングが第一志望で、偶然にも一番に内定をいただけたから、その瞬間に即断即決したよ(笑)。

H.S

僕も同じような理由だった。エンジニアリング業界に絞って就活をしていたし、日鉄エンジニアリングに内定をいただいた時点で、就活を続ける理由も見つからずに早期終了。M.Fさんは?

M.F

私も二人ほどじゃないけど、業界と会社を絞り込んで就活をしていたから、エントリーしていた企業は5-6社。重工メーカーや非鉄金属メーカーなど、インフラ関連企業だけだった。ありがたいことに、すべての会社から内定をいただけて、色々と考えた結果、日鉄エンジニアリングに決めた。

K.S
T.M
H.S

おお!

K.S

すごいね!・・・改めて最終的な決め手はなんだったの?

M.F

疑問や不安を解消した上で、入社後の働くイメージがはっきりと持てたことかな。面接の時間や回数が、安心感、納得感に繋がった。何より、女性という観点からキャリアとプライベートのバランスを考えた時、自分の思い描く仕事とライフイベントのステップを歩めそうだと思えたのが決め手になった。

K.S

僕は建築系2社と航空系1社の内定をいただいた。航空系を受けたのは昔から飛行機が好きだったから。でも、改めて好きなことを仕事にするか、趣味のままに止めるかを考えた時に、憧れは趣味のままにしたいと思って(笑)。建築系とも迷ったけれど、最終的にはビジネスの幅だったり、若いうちから裁量が大きく、成長できると思ったからだね。

Chapter4

T.M

僕たちの世代はコロナ禍での就職活動だったけど、振り返ってみてどうだった?

K.S

僕は、最初から内定まですべてオンラインだった(笑)。でも、オンラインが得意ではなくて(笑)。

T.M

そうだったんだ(笑)。

K.S

実は内定をいただいた際に、採用担当の方から「これまで苦労したでしょ。K.Sくんは、オンラインだと熱意や想いを伝えづらかったんじゃない」とフィードバックをいただいて、実際にその通りだった。・・・ただ、そういうところを含めて自分を見てくれていたんだと嬉しくなったよ。

T.M

本当に応募者のことをよく見てくれているよね。僕の場合は、建前ではない会社の実情を知りたかったから、OBOG訪問をしたいと採用担当の方に電話で相談したら、すぐに対応してくれた。そのおかげで、仕事で苦労する部分や残業時間など、人によっては入社後のミスマッチにつながるような内容まで、しっかりと把握した上で決断できた。

H.S

直接会うのは、大切だよね。僕もインターンには参加できたんだけど、工場見学のイベントがコロナ禍の影響で急遽中止になってしまって・・・。その時に感じたのは、チャンスがあったら、躊躇せずに即行動するべきということかな。コロナ禍の影響は当分続きそうだし・・・。

M.F

私はコロナ禍の就職活動でデメリットを感じることは特になかったかな。オンラインでの選考が多かったから、本来移動で使用するはずだった時間を有効活用できた。他の企業のセミナーを受けたり、自己分析の時間を増やしたり、面接対策したりとか。

K.S

僕みたいに熱意が伝わりづらいということはなかった?

M.F

私は大丈夫だったよ。自宅で受けられる分、むしろリラックスして面接に挑めた気がする。対面が得意か、オンラインが得意かは、結局のところ人によると思うし、自分の置かれた環境にメリットを見出すことが大切なのかなって。

K.S
T.M
H.S

頷く

K.S

では最後に、日鉄エンジニアリングへの就職が決まった訳だけれど、これからの目標はどう?

M.F

私はラオスのゴミ問題の解決にプラント建設で貢献すること。現地で有名なメコン川に、大量のごみが投棄されているのを見た時に生まれた目標を実現したいな。そして、水質悪化による健康被害や環境悪化の改善にも貢献したい。

K.S

実は僕もバックパッカーの経験を通じて、東南アジアのゴミ問題は深刻だと感じた。だから、東南アジアの環境問題を解決するような設備や施設の建築に携わりたい。

T.M

僕は大学院で研究テーマにしていた物流施設に携わること。これまでに学んできた知識を活かした仕事ができたら嬉しいな。現代のモノの供給の影には必ず物流施設がある・・・まさに不可欠なモノだから。

H.S

僕は燃料電池の研究をしてきたから、系統としてはエネルギー関係の事業に携わりたい。再生可能エネルギーのような、地域環境に配慮しつつ社会貢献できるようなビジネスが理想かな。

K.S

最近、色んなところでSDGsという言葉を目にするけど、その一端を担える目標だよね。

H.S

うん。やっぱり誰かの不幸や地球環境の犠牲の上に成り立つようなビジネスではなく、周囲から感謝される仕事がしたい。そんな価値観を大切にしながら、エンジニアリングに取り組んでいきたい。

------皆さん、本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

K.S
M.F
T.M
H.S

ありがとうございました。

社風について