2017年6月28日
日鉄住金パイプライン&エンジニアリング(株)
日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:元内 利文、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、通潤橋に併走する第二送水管の漏水対策復旧工事「平成 28 年度通潤用水上井出管水路部災害復旧工事」(以下「本工事」)に、当社インシチュフォーム工法(以下「INS工法」)を適用し、無事竣工いたしました。現在は農業用水を順調に通水し、周辺の田畑を潤しております。
本工事は、熊本地震の影響により損傷した第二送水管(農業用水路:フューム管(口径800ミリ×長さ150メートル))を「INS工法」にて漏水対策復旧を行った工事となります。施主である山都町からは、①国の重要無形文化財「通潤橋」保存の為、本体に近接する位置での掘削は行わず、構造物の使用を極力少なくする事。②「通潤橋」本体修理を早期に着手する為、農業用水が必要となる2017年3月中旬迄に管路復旧が可能な事。③第二送水管が大規模な伏せ越しの逆サイホン型の為、非常に複雑な形状でも適合可能な工法である事。以上3点の要望により「INS工法」を採用頂き、通水まで無事完了いたしました。
本工事に適用した「INS工法」は、既設管内に熱硬化性樹脂を含浸したライナーバッグを水圧もしくは空気圧にて既設管渠内に反転、又は引き込みにて挿入後、温水あるいは蒸気にて樹脂を硬化させ、既設管路の中に、全く新しい管路を構築する工法です。使用するライナーバッグは、柔軟性に富み、既設管の形状にとらわれる事なく、曲がった管路でも施工が容易です。さらに、耐久性・耐食性にも優れている為、管路の寿命を飛躍的に向上させる事ができます。
今回「INS工法」を採用するメリットは、下記2点となります。
今後は、上水・下水・農業用水・工業用水・排水など、あらゆる管路の更新更生に幅広く適用可能な当社のINS工法を、全国各自治体へ積極的に提案し、安心・安全な社会の実現に貢献してまいります。
【プレスリリース(報道)に関するお問い合わせ先】
総務部 総務室 090-4950-6765
【"インシチュフォーム工法"に関するお問い合わせ先】
http://www.insituform.gr.jp/
以上
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