日鉄エンジニアリング株式会社（代表取締役社長：石倭行人、以下「NSE」）と日鉄環境エネルギーソリューション株式会社（代表取締役社長：織田和之、以下「NSES」）は、環境・エネルギー関連施設の運転・維持管理サービス事業の体制を見直し、NSESの定期整備事業を会社分割の方法によりNSEに承継（以下「本事業承継」）させることを決定しましたので、お知らせいたします。

1. 本事業承継の目的

当社グループでは、これまで国内の環境・エネルギー関連施設（廃棄物処理施設、エネルギー供給施設等）において、主としてNSEが施設の建設（EPC）を、NSESが運転・維持管理サービス（O&M）を担当し、お客様の様々なニーズに柔軟に対応するサービスを30年以上にわたりグループ一体となって提供して参りました。

近年では人手不足が深刻化している一方で、施設の運転・維持管理を長期間・包括的に民間に委託し効率化を図る事業や施設の長寿命化・効率的利用へのニーズは増加しており、長期にわたってより安定的かつ効率的にO&Mサービスを提供していくことが求められています。

このような社会的ニーズの変化を踏まえ、このたび当社グループでは環境・エネルギー関連施設のO&M事業体制を見直します。本事業承継により、設備や工事に関する専門性を備えた人材をNSEに集約して一元的に育成するとともに、設備技術の強化を図り、施設の長期的な安定稼働を実現していきます。NSESはこれまで蓄積してきた操業ノウハウとデジタル技術の融合を図り、操業に特化して安定的・効率的な操業サービスを追求する体制とします。

当社グループは、操業（O）及び整備（M）それぞれを強化し、より高度なO&Mサービスの提供を通してお客様と社会のニーズに応えて参ります。

2. 本事業承継の要旨

• (1) 本事業承継の期日
• 効力発生日 2024年7月1日（予定）

• (2)本事業承継の方法
• NSEを承継会社、NSESを分割会社とする会社分割です。

• (3) 本事業承継の内容
• 対象範囲： NSESの定期整備事業^※に関する機能
• 対象分野： 廃棄物処理施設、バイオマス発電施設
• ※ 現在NSESが実施している整備業務を対象とします（ただし、点検及び軽微な修繕を除きます）。

◆ 日鉄エンジニアリング株式会社 概要

◆ 日鉄環境エネルギーソリューション株式会社 概要