1.健康経営推進方針
日鉄エンジニアリング健康経営宣言
当社は、社員一人ひとりが働きがいを実感し、生産性の向上を実現するためには、社員が心身の健康を育む職場環境を提供することが不可欠と考えています。そのため、当社は以下の方針に基づいて健康経営を推進します。
基本方針
社員の健康保持・増進施策、メンタルヘルス対策、働きがい向上施策に取り組みます
- 健康保持・増進施策:
定期健康診断の確実な受診と受診後のフォローアップを徹底します。また、健康づくりに関する情報提供や啓発活動を積極的に行い、社員が主体的に健康管理を行うことを支援します。 - メンタルヘルス対策:
安全で快適な職場環境の整備に努めるとともにメンタルヘルス対策にも積極的に取り組みます。 - 働きがい向上施策:
『働きやすさ(環境要因)×やりがい(=内発要因:成長実感)=働きがい』との考え方のもと、成長を刺激し合う文化の醸成に努め、働きがい向上に繋がる施策を積極的に推進します。
2.健康経営戦略マップ
3.目標達成状況を確認する指標(KGI)
健康経営を推進するため、以下のとおり、各目標指標の目標値を定め、健康経営に取り組んでいきます。
| 目標指標 | 内容 | 目標値 | 設問等 | 取得方法 |
|---|---|---|---|---|
| GPTW肯定回答率の向上 | 「総合的にみて働きがいがある会社といえるか」についての肯定的回答率 | 77%※1 (変動有) |
世界170ヶ国で従業員意識調査を行い、調査結果をもとに 「働きがいのある会社」認定・ランキングを発表している機関の調査 | エンゲージメントサーベイ〈GPTW社〉(1回/年) |
| アブセンティーズムの低減 | 心身の不調により欠勤、休職している状態 | 1.0% | 傷病を理由とした連続1ヶ月以上の欠務者の人数÷社員数×100 | 勤務実績 |
| プレゼンティーズムの改善 | 出社しているが健康問題が理由で生産性が低下している状態 | 84.9%※3 (暫定) |
〈SPQ東大1項目※2〉 健康な状態を100%としたとき過去1ヶ月の自身のパフォーマンスの評価 |
パルスサーベイ(1回/四半期) |
| ワークエンゲージメントの向上 | 仕事に対してポジティブで充実した心理状態 | 3.4※5 (暫定) |
〈UWES3項目※4〉 活力…活力がみなぎるように感じるか 熱意…熱心に取り組めているか 没頭…のめり込んでいると感じるか 指標:0~6の7段階評価、3項目の平均 |
パルスサーベイ(1回/四半期) |
- ※1 働きがい“認定”企業の平均(変動あり)
- ※2 「東京大学ワーキング」で開発されたプレゼンティーズムを簡便に測定できる尺度
- ※3 SPQ東大1項目版採用企業の日本の平均値
- ※4 「ユトレヒト大学」で開発されたワークエンゲイジメントを測定する設問
- ※5 UWES3項目採用企業の日本の正社員平均スコア
4.推進体制

5.健康課題に対する健康指標
健康指標
当社では健康経営目標の実現に向け、KGI・KPIを設定し、健康経営を推進しています。
会社の成長を支える最大の原動力は「人」であり、その力を最大限に発揮する土台となるのが、社員一人ひとりの心身の健康と安全であると考えています。当社では、「健康保持・増進」「メンタルヘルス対策」「働きがい向上」を重点テーマとして、各種施策に取り組んでいます。
「健康保持・増進」では、社員の平均年齢の上昇を背景に、糖尿病管理不良者への対応や、メタボリックシンドローム予防、適正体重の維持に向けた生活習慣改善が課題となっています。社員一人ひとりの健康意識向上を目的として、健康教育や保健指導、受診勧奨などの取り組みを強化しています。
「メンタルヘルス対策」では、ストレスチェックにおける全社の健康リスク値や高ストレス者比率は全国平均を下回る水準を維持しています。一方で、アブセンティーズムやプレゼンティーズムには改善の余地があることから、メンタルヘルス不調の一次予防や、ラインケアの充実を通じ、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。
「働きがい向上」では、ワークエンゲージメントやGPTW(Great Place to Work)肯定的回答率は高い水準を維持しており、離職率や入社3年時点での就業継続率も良好な状態にあります。また、男性育児休業取得率も着実に向上しています。今後も、フィードバック文化の醸成やコミュニケーションの活性化を通じて、社員が一人ひとりが働きがいと成長を実感できる職場づくりを推進していきます。
KGI(最終的な目標指標)
| 指標 | 2025 | 2024 |
|---|---|---|
| GPTW肯定的回答率※1 | 76% | 70% |
| アブセンティーズム※2 | 1.8% | 1.3% |
| プレゼンティーズム※3 | 18.7% | - |
| ワークエンゲージメント※4 | 3.7 | - |
- ※1 GPTW(Great Place To Work®)は、世界約170か国で従業員意識調査を実施し、『働きがいのある会社』の認定・ランキングを行っている機関。本調査では、GPTWのエンゲージメントサーベイを使用。
- ※2 傷病を理由として連続一か月以上の欠務者割合。
- ※3 <SPQ東大1項目>健康な状態を100%としたとき過去1か月の自身のパフォーマンス評価 指標:100%ー回答値。
- ※4 <UWES3項目>活力:活力がみなぎるように感じるか、熱意:熱心に取り組めているか、没頭:のめりこんでいると感じるか 指標:0~6の7段階評価、3項目の平均。
KPI
健康保持・増進
| 項目 | 2025 | 2024 | 2023 |
|---|---|---|---|
| 健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% |
| 医療機関受診率 | 71.7% | 73% | 73% |
| 適正体重維持者率 | 64.2% | 66.6% | 66.9% |
| メタボリックシンドローム該当率 | 16.7% | 15.9% | 14.6% |
| 特定保健指導実施率 | 61.7% | 71.9% | 78.7% |
| 保健指導実施率 | 89.6% | - | - |
| 血圧リスク者率 | 0.1% | 0.4% | 0.1% |
| 血糖リスクと考えられる人の割合 | 0.4% | 0.3% | 9.0% |
| 糖尿病管理不良者 | 1.1% | 0.8% | 0.4% |
| 喫煙率 男性 | 22.2% | 23.8% | 21.9% |
| 喫煙率 女性 | 1.8% | 2.1% | 3.3% |
| 健康チャレンジ参加率※5 | 91.4% | 91.3% | 92.6% |
| セミナー・イベント参加率 | 45.3% | - | - |
| Pep Up 登録率 | 54.5% | - | - |
- ※5 運動習慣定着、食習慣改善、生活習慣改善の取り組みを促進する従業員参加型の取り組み。
メンタルヘルス
| 項目 | 2025 | 2024 | 2023 |
|---|---|---|---|
| ストレスチェック実施率 | 96.5% | 93.8% | 96.9% |
| 高ストレス者比率 | 5% | 4% | 5% |
| 総合健康リスク | 76 | 78 | 76 |
| 総合健康度指数※6 | 54.3 | 53.9 | 54.1 |
| 集団分析結果フィードバック実施率※7 | 97.6% | 100% | 100% |
- ※6 ストレス反応とワークエンゲージメントから組織の健康度を総合評価した指標です。全国平均を50とする偏差値で、数値が高いほど健康的な職場環境を示します。
- ※7 ストレスチェックの回答者が10名以上の組織の集団分析結果フィードバック実施率。
働きがい向上
| 項目 | 2025 | 2024 | 2023 |
|---|---|---|---|
| 平均年齢 | 45歳 | 45.3歳 | 44.5歳 |
| 離職者数 | 34人 | 20人 | 31人 |
| 離職率 | 1.9% | 1.3% | 1.8% |
| 入社3年時点就業継続率 | 100% | 92% | 96% |
| 平均勤続年数 | 16.2年 | 16年 | 17年 |
| 従業員一人当たり年間総労働時間 | 2076時間 | 2077時間 | 2092時間 |
| 平均有給休暇取得日数 | 15.7日 | 16.5日 | 17.3日 |
| 育児休業復職率 | 100% | 100% | 100% |
| 男性の育児休業取得率 | 82.5% | 68% | 50% |
| 男性の平均育児休業取得日数 | 66.1日 | 29日 | 38日 |
6.健康経営の取り組み実績
当社では、『健康保持・増進』『メンタルヘルス対策』『働きがい向上』を重点テーマとして、各種施策に継続的に取り組んでいます。2025年度の主な取り組み実績は以下の通りです。
| 健康保持・増進施策 | 取り組み実績 |
|---|---|
| 健康チャレンジキャンペーン | 参加者数:1923名、参加率:91.4% |
| 睡眠セミナー開催 | 参加者数:821名(延べ)、実施後アンケート:満足度92%、理解度94.6% |
| 仕事と健康の両立支援に関する動画セミナー計4回実施 | 参加者数:1640名(延べ)、実施後アンケート:満足度95%、理解度94.6% |
| 有所見者への医療機関受診勧奨 | 受診勧奨対象者数:270名(延べ)、有所見者医療機関受診率:71.7% |
| 特定保健指導実施勧奨 | 特定保健指導対象者数:242名、特定保健指導実施率:61.7% |
| がん検診未受診者へのがん検診啓発メール配信 | がん検診受検率:胃がん59.5%、大腸がん82.4%、 乳がん57.0%、子宮頸がん55.7%、PSA100% |
| メンタルヘルス対策 | 取り組み実績 |
|---|---|
| 新入社員メンタルヘルス集合研修(レジリエンス向上) | 対象者:70名、参加率:100%、実施後アンケート:満足度95.7%、理解度95.7% |
| 新入社員メンタルヘルス動画研修(セルフケアの基本、ストレスサイン、周囲への相談) | 対象者:70名、実施後アンケート:満足度100%、理解度100% |
| ストレスチェック | 参加者数:1972名、実施率:96.5% |
| 高ストレス者捕捉的面談 | 高ストレス者比率:5%、補足的面談実施率:53.7% |
| 集団分析結果フィードバック | 対象部署:42部署、フィードバック実施率:97.6% |
| 職場環境向上ワークショップ | 希望部署:1か所、参加人数:12名、実施後アンケート:満足度90.9%、理解度90.9% |
| 新入社員面談(新入社員の心身の健康を支援するための保健師面談) | 対象者:70名、実施率:100% |
| キャリア入社、異動者への健康調査票チェック・メンタルヘルスセルフケア啓発メール | 対象者:62名、実施率:100% |
| 長時間労働者面談(単月80時間超) | 面談実施率:100% |
| 働きがい向上施策 | 取り組み実績 |
|---|---|
| 会社への建設的フィードバック(CFB) | 投稿数:2,546件(延べ) |
| GPTWサーベイ | 参加者数:1,568名 |
| パルスサーベイ(1回/四半期) | 参加者数:7,178名(延べ) |
| 年休取得奨励日設定(14日/年) | 平均年休取得日数:15.7日 |
