このたび、『日鉄エンジニアリング技報』Vol.17を刊行いたしました。
弊社は多くのお客様・パートナーの皆様に支えられ、本年、設立20周年を迎えます。これまで多岐にわたる事業領域で、社会・都市・産業インフラを支える商品やサービスを提供してまいりましたが、今後「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「レジリエンス」を重点的に取り組む領域と定め、高度で持続可能な社会の実現に向け、より一層貢献していく所存です。本技報では、それら重点領域の課題解決につながる先端技術や商品を紹介いたします。
技術論文:固体バイオマス燃料技術開発
カーボンニュートラルにつながるバイオマスコークスの製造プロセスを開発し、廃棄物のガス化溶融炉での適用試験により、石炭コークスを100%置換可能であることを実証しました。
商品紹介1:大型液化CO2球形タンク技術
CCS の実装に必要な液化CO2の大量貯蔵を可能にする大型球形タンク技術を確立しました。最適な溶接材料と溶接条件により、厚肉鋼材溶接継手の低温環境下での靭性を確保します。
商品紹介2:スマートメンテナンス技術
超音波照射による設備の汚れ・スケール付着抑制技術を紹介します。洗浄に伴う停止作業を減らし、省エネルギー化と安定操業を同時に実現いたします。
商品紹介3:クラウド版パイプライン(PL)SCADA システム
サーバーのクラウド化により、PL の監視・保守の省力化と高信頼化を同時に実現するSCADAシステムを紹介します。広域インフラの統合管理にも活用できるシステムです。
商品紹介4:屋内環境解析技術
CFD解析による暑熱・結露・粉じん環境の可視化技術を紹介します。個人の経験に依存しない定量評価と改善策の提示により、作業環境の安全性向上や最適化に貢献します。
商品紹介5:摩耗解析技術
DEM 解析を用いた摩耗メカニズムの再現・予測技術を紹介します。粒子の運動を直接扱う手法により、摩耗を高精度に把握し、材料選定や稼働条件の最適化に活かすことができます。
当社は、社会が直面する複雑な課題に対し、技術とアイデアで応える企業として挑戦を続けてまいります。今後も皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
<本件に関するお問い合わせ先>
日鉄エンジニアリング株式会社 / 技術統括部 技術戦略企画室
