2012年 Vol.3表紙

2012年 Vol.3 表紙

このたび、『新日鉄エンジニアリング技報』Vol.3を刊行いたしました。

当社は2006年7月に新日本製鉄株式会社より分社・独立して以来5年が経過し、さらなる飛躍に向かって第二期創業を開始しようとしています。
創業以来の経営理念として「社会に貢献し続ける必須の存在」であるために、以下のような集団となることを目指してきました。

  1. 複合的な事業領域から社会・産業・都市インフラを支えるリーディングカンパニー
  2. 企業社会の範となるイノベーション先進企業
  3. ステークホルダーから確固たる信頼を得、構成員が気概と誇りを保持し続ける集団

この目標達成の為に、当社はこれまで製鉄プラント、環境ソリューション、エネルギー、海洋構造物、建築・鋼構造、パイプラインなど多岐にわたる事業領域で、社会インフラ・都市インフラ・産業インフラを支えるべく、独自技術や新商品の開発に取り組んできました。

この中で、自らの事業や商品が社会ニーズにマッチしているのか、常に自らを評価し、自己改革を進めていくことが重要であると認識しております。
また、どのような技術が新たに必要なのかといった視点で社会ニーズを捉え、新事業を含め、たゆまぬ革新に挑戦し続けていきたいと考えております。

本技報を通じて当社の取り組みの一端をご紹介し、皆様からのご意見やご要望を頂戴することにより、真に社会に貢献できる技術開発に繋げていきたいと存じますので、今後ともご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

転載について

『新日鉄エンジニアリング技報』 の著作権は当社に帰属しております。『新日鉄エンジニアリング技報』 の一部または全部を転載する場合は、以下の「お問合せ」から転載の許可を申請してください。

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(1) 転載対象(技報の巻号、記事題名と著者名、図番号など)
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目次

1. 目次-日本語版

2. 巻頭言

技術論文

1.鋳片圧下装置の開発  
~連鋳鋳片の内部品質向上(センターポロシティ低減)技術の確立~

2.鋼板処理ライン/板温制御システムの開発  
~新モデルによる安価システムの構築~

3.シャフト炉式ガス化溶融炉におけるバイオマスコークスの実機適用  
~CO2フリー化の達成~

4.ジェイコンビシステム(造粒乾燥方式)による下水汚泥の石炭代替燃料化について  
~地球温暖化の抑制に向けて~

5.CO2化学吸収プロセスの開発  
~世界最高の低熱消費量への挑戦~

6.サブシー・コントラクターへの挑戦  
~大水深ライザーの動的評価~

7.国産活管分岐工法用継手の開発  
~新型式継手(ANHT®型継手)の実用化~

8.エネルギー法による建物の構造設計  
~優れた耐震性と経済性を両立した設計手法の確立~

商品紹介

1.アスベスト含有耐火物解体工法

2.大型CDQ によるコークス均一・高効率冷却技術

3.溶融スラグの有効利用  
~新規用途開発事例の紹介~

4.炭酸ガス排出量削減設備  
~未利用フレアガスの有効利用技術~

5.日鉄パイプラインの管路更新更生工法

6.パネルブリッジ(合成床版橋)

7.ユニットゴムダンパー