2021年 Vol.12 表紙
このたび、『日鉄エンジニアリング技報』Vol.12を刊行いたしました。
弊社は2006年会社設立以来、製鉄プラント、環境ソリューション、エネルギーソリューション、海洋構造物、建築・鋼構造、パイプラインなど多岐にわたる事業領域で、社会・都市・産業インフラを支える商品やサービスを提供させていただいております。
従前より日本製鉄グループの多彩な技術集団の連携により、先端技術を駆使してエンジニアリング事業のコアとなる技術の開発に努めて参りました。さらに「一歩先をいく技術とアイデアで、お客様に最適なエンジニアリングソリューションを提供し、グローバルな社会・産業の発展に貢献します」との企業理念のもと、EPC に加えて広くソリューションを提案できる会社への変革を目指して努力しております。本技報ではその一例として、AI 応用の適用実例や、当社独自の溶接・材料評価手法等を掲載させていただきました。また商品・技術紹介として様々な分野での事例紹介も掲載させていただきました。これらを通じ社会・産業に貢献できるよう努めてまいります。
また、弊社は2020年7月1日付けで会社設立以降事業運営の基本としていた事業部制を廃し、セクター制に移行しました。これは「External×Internal Networking」を更に発展するために、従来の製鉄プラント、環境ソリューション、エネルギーソリューション、海洋構造物、建築・鋼構造、パイプラインと言った事業領域を独立事業部の枠に留め置くの ではなく、より広い事業領域での技術・人材の連携・融合を促し、お客様のニーズに迅速に価値ある形でサービスを提供できる体制構築したものです。社外の皆様との連携は従来通り強化しながら、内部リソース・技術の更なる強化により、より良い商品やサービスをより早くより安くお届けできるよう努めていきます。
本技報を通じて当社の取り組みの一端をご紹介し、皆様からのご意見・ご要望を頂戴することにより、社会に役立つ技術の開発に繋げていきたいと考えておりますので、今後ともご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
転載について
『日鉄エンジニアリング技報』(旧『新日鉄住金エンジニアリング技報』) の著作権は当社に帰属しております。『日鉄エンジニアリング技報』 の一部または全部を転載する場合は、以下の「お問合せ」から転載の許可を申請してください。
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(1) 転載対象(技報の巻号、記事題名と著者名、図番号など)
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表紙
目次
技術論文
1.溶融亜鉛めっき付着量制御のAI技術適用
~機械学習による誤差要因の探索手法の提案及びその活用~
2.高強度アンボンドブレース性能評価の解析的アプローチ
~アンボンドブレースの適用範囲拡大に向けた取組~
3. 国際熱核融合実験炉(ITER)のセンターソレノイドコイル(CS)用導体の円周溶接技術
~開先形状および材料成分が溶け込み深さに与える影響~
4. 「DSクラウド®」を活用した電力需要予測システムの開発
~機械学習手法による高精度予測の実現~
5. オープンソースCFD-DEMを用いた球形および非球形粒子挙動シミュレーション
~CFDEM®coupling を用いた流動層,固気液三相流,安息角測定試験のシミュレーション~
商品紹介
2. 当社の地熱利用技術
~山葵沢地熱発電所における取り組み~
5. AI・IoTを活用した自立型プラント「Think Plant®」
6. 溶接金属の低酸素化を実現する局所添加ガスノズルを用いたGMA溶接技術