NSカバープレート®

構造の詳細
NSカバープレートの諸元
- パネルには、「裏面パネル」と「側面パネル」があります。非常に軽量かつ現場でのハンドリングにも優れ、また経済的です。
- パネルの外皮材には、「純チタン板」、「ステンレス塗装鋼板」、「ガルバリウム塗装鋼板」を用意しており、用途・環境により選択可能です。
- ステンレスパネル外皮材の表面塗装は自由に色彩を選択することが可能で、SUS本来の色調を活かしたクリア系塗装も可能です。
- ガルバリウムパネルは、ガルバリウム鋼板の表面に「ガラス繊維補強ポリエステル樹脂塗料(13.2μm以上)」を、裏面に「エポキシ樹脂塗料(1.6μm以上)」を各々焼付塗装したものです。
- ガルバリウム鋼板(アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)とは、めっき層が右表のとおり組成されており、亜鉛めっき鋼板(Z27)の3~6倍の優れた防食性能が期待できる表面処理鋼板です。
- パネル芯材として採用されているポリイソシアヌレートフォーム、ロックウールは、優れた断熱性能を有する断熱材であり、構造物の結露を防止します。
パネル
支持材
目地構造
安全性の高い構造仕様
軽量な死荷重
パネル自重0.20kN/m2程度に対し、作業荷重が1.06kN/m2、暴風荷重が1.47kN/m2(設計基準風速40m/sの場合)であり、パネル設 計で考慮する荷重に対して、パネル自重の占める割合は1~2割程度 と極めて小さく軽量です(例えば死+活+風の常時換算荷重は 1.65kN/m2)。したがって、通常時(発生確率の極めて小さい点検 時や暴風時 以外)の余剰耐力は極めて高く、また、橋梁本体への影 響も軽微です。
裏面パネル(長尺パネル)
多点支持構造
多点支持・連続構造の採用
パネル支持金具間隔(橋軸直角方向)はおおよそ2m程度です。一方、 裏面パネルは長尺での製造が可能(最大12m程度)です。長尺パネルを採用した場合、1パネルにつき複数の支持金具で固定すること ができ、パネルの取付ボルトの一部に不具合が生じた場合でも、落 下することはありません。
裏面パネル
側面パネル
落下防止ワイヤーの設置
多点支持・連続構造の採用に加え、フェールセーフ機能として相互のパネルをワイヤーで連結しています。そのため、パネルの取付ボルトの一部に不具合が生じた場合でも、落下することはありません。