土木・橋梁用アンボンドブレース
設計資料
アンボンドブレースの設計
座屈拘束鋼管の設計
座屈拘束鋼管の座屈耐力が
設計軸力を上回るように設計します。
Pd: | 設計軸力 |
E: | 鋼管のヤング係数(2.05×105(N/mm2)) |
I: | 鋼管の断面二次モーメント |
a: | 座屈に対しての安全率(a=1.5) |
Lk: | 部材の座屈長さ |
中心鋼材の設計
1. 設計フロー
Py: | 降状軸力 |
δy: | アンボンドブレースの降状変位 |
K1: | アンボンドブレースの一次剛性 |
K2: | アンボンドブレースの二次剛性(=0.02K1) |
2. 塑性化部の設計
Ac: | アンボンドブレースの塑性化部断面積 |
Py: | 降状軸力 |
δy: | 中心鋼材の基準降伏点 |
3. 等価剛性の算定
アンボンドブレースの弾性部長さを長くする(塑性化部長さを短くする)ことで、ブレース剛性を高くできます。
この時、塑性化部の断面寸法を変えることなく、(降伏軸力を変えずに)剛性が上がるので、微小変形下でも制振効果を発揮します。
K1: | 等価剛性 |
K2: | 二次剛性(=0.02K1) |
α: | 塑性化部長さの製品長さに対する比 |
β: | 弾性部長さの製品長さに対する比 |
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塑性化部断面積の弾性部断面積に対する比 |