木・鋼ハイブリッド構造®
「木・鋼ハイブリッド構造」は、日鉄エンジニアリング(株)の登録商標です(商標登録番号第6271760号)。
概要
温暖化問題の解決策として、国産木材の有効利用が望まれるなか、集成材(スギ・マツ)と鉄骨を組み合わせたハイブリッド構造部材を開発。互いの長所を活かしつつ、短所を補い合い、温かみと潤いのある空間を創出します。
木・鋼ハイブリッド構造®とは
環境に配慮した空間創出が可能なハイブリッド部材です。大規模な構造物に暖かみと安らぎを与える新技術として、高い注目を集めています。
5つの導入メリット
メリット1鉄と木材を適材適所に利用したハイブリッド部材
鋼板を集成材で補剛したハイブリッド部材で、部材応力は主に鋼板が負担するため、 木造特有のクリープ変形や接合部の剛性不足の心配がありません。 また、木材は補剛材として機能すると同時に、意匠面でも温かみを演出します。
メリット2部材断面の小型化による集成材使用量の削減
引張は鋼板で、圧縮・曲げは鋼板と集成材のハイブリッド部材として抵抗します。 鉄骨部材同士の接合でフレームを構成するため、 木造のように接合部で断面サイズが決まることはありません。
メリット3全ての都道府県のスギ・マツが利用可能
木材(集成材)は、国産スギ・マツ材を基本とします。 使用する集成材は、JAS規格に準拠し製造されたものであれば、 どの都道府県のスギ・マツ材でも使用可能です。
メリット4優れた意匠性
鋼板の大部分は木材で隠れてしまうため、木材独特の温かみのある空間が得られます。
メリット5鉄骨造と同様の施工性
取り合いは鉄骨同士ですので、鉄骨造と同様の施工性を有します。