設計エンジニアリング
最先端の構造解析技術
大規模三次元構造物の立体解析、テンション構造物の幾何学的非線形解析、鋳鋼や極厚部材を使った接合部のFEM解析、複雑な建方工程をシミュレーションする施工時解析等、最新の解析技術と鋼材技術、更には数ある鋼構造物の実績から得られるノウハウを組み合わせることで、最高のパフォーマンスを発揮します。
構造提案
様々な架構形式の構造性能、施工性、コストなどの長所・短所を比較し、設計段階での最適なソリューションをご提案します。ソリューションの1つとして、「コンピュテーショナル・デザイン」に注力しています。設計者様のデザインを実現する最適な構造形式や鉄骨形状を、バリエーション豊富に迅速に提案することができます。「コンピュテーショナル・デザイン」で利用するツールは、3次元(3D)モデリングソフト「ライノセラス」と3D形状をアルゴリズムにより生成するグラフィカルエディター「グラスホッパー」です。このツールを活用しながら、設計者様の意図を汲み、製作性、施工性、コストを考慮した検証をしていきます。
大スパン構造物の構造解析
大スパン構造物の設計では、単なる静的応力解析だけでなく、大変形解析や座屈解析、動的解析も必要となる場合があります。これら様々な解析結果を、設計へと適切に反映させます。
大空間をコンピュータ上でシミュレーション
接合部設計
鉄骨構造の設計では、部材の接合部設計が重要となります。特に大スパン構造物の接合部では、いわゆる標準ディテールを使った設計が難しく、適切な剛性と耐力を有し施工性の良い接合ディテールを個別に設計します。複雑な接合部については、FEM解析によって設計の妥当性を確認します。
施工時解析
大規模構造物では、施工手順を誤ると構造設計で想定される応力・変形状態を実現できないことがあります。実際の施工前に、施工手順に沿った施工時解析を行い、建物完成時の応力・変形状態を把握した上で、適切な施工計画を立案します。